fc2ブログ

高松橋

2023_09_19_高松橋_1
2023_09_19_高松橋_2
上が青龍、下が白虎
 高取川に架かる明日香村の橋をもう1本紹介。
 近鉄・吉野線の飛鳥駅前に架かった「高松橋
 です。「豊年橋」の南(上流)に架かっています。
 同じ高取川に架けられているので、橋長はそう
 変わらないはずですが、「高松橋」の幅員は
 かなり大きいです(特に東詰)。橋名の由来は
 駅最寄りに位置する「高松塚古墳」から。同
 古墳といえば、壁画であり、その中でも四神
 古代中国で四方を守護する霊獣として、東=
 青龍/西=白虎/南=朱雀/北=玄武
 挙げられます。高取川は南北に流れています
 から、欄干の北に玄武、南に朱雀のモチーフが
 設えてありました。これはわかりやすい。そう
 なりますと、橋の親柱は東詰と西詰に2本ずつ
 あり、計4本。東側の親柱に青龍(左上画像)
 のレリーフが各1体、西側には白虎(左下
 画像)が各1体、嵌め込まれていますけれども、
 現代人の“虎”のイメージとは随分懸け離れて
 いますから、よっぽどの幻獣好きでないと……。
スポンサーサイト



テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag :

監禁業務

独りで居残り残業などしていると、碌なことはない。
同フロアの別の事業所に先を越されて退勤され、
最終退出者となってしまう。内線を架けても、誰も
つかまらない状況。そこで、問題の指静脈入退室
管理システム
――他事業所のメンバーが退勤前の
挨拶に来た際、指を使って居室のドアを開け、直後、
入室のための静脈認証が出来ていなかったらしく、
閉じ込められてしまう。緊急連絡先の警備センターに
電話を架けてもつながらず(役立たず)。うろ覚えの
記憶で、大手警備会社のS社かA社か、PCで電話
番号を調べて問い合わせ。S社は自社製の指静脈
認証システムを設けており、「S*」のロゴが見えず、
「日立」製だったことから、消去法でA社。駆け付けた
A社の隊員がカードで開錠して、23時過ぎに脱出。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき

豊年橋

2023_09_18_豊年橋_1
2023_09_18_豊年橋_2
2023_09_18_豊年橋_3
 高取川は、奈良県を流れる大和川
 水系の河川です。檜隈(ひのくま)川、
 久米川との別名も有り。水源は奈良県
 高市郡高取町の高取城跡といいます
 から、「壺阪寺」の近くでしたか。その
 高取川に架かる「豊年橋」は、「檜隈墓
 (吉備姫王墓)」を離れて、近鉄・飛鳥
 駅に向かっている折に、出合いました。
 何ということもない地味な桁橋ですが、
 西詰に建つ灯籠や道標に目が留まり、
 さらに灯籠の左手(南側)に設置された
 「ほうねん橋の碑」に驚かされます。
 かつて、どれだけ立派な橋だったこと
 やら。道標に「寛政八年(1796)丙辰
 秋九月橋成
」(西面)と刻まれ、北面
 (正面?!)に「ほう称ん橋」、東面には
 「こんかう山ミち(金剛山道)」との
 文字が読み取れます。現在の橋は、
 国道169号の改修に伴い、昭和36年
 (1961)に架け替えられた物。前身は
 寛政8年、明日香村出身にして高取藩
 第9代藩主・植村家長の侍医であった
 服部宗賢が架けた石橋で、その年は
 五穀が大いに実ったとか(⇒豊年)。
 オリジナルの「豊年橋」に使用されて
 いた石材が、「ほうねん橋の碑」に
 流用されており、材質は石英閃緑岩。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡

ほっとなかよし

古地図や書誌のデータ処理に追われ、
2022_08_23_河合隆三「ほっとなかよし」
2023_01_29_「ほっとなかよし」

明日香村のネタを持ち出すまでもなく、
箸休め。「夫婦橋」自体の謎は今なお
追究している歴史探偵なのですけれど、
平成の夫婦橋”南詰の西側に設置
された顕彰碑の左側に在る彫刻には、
それこそ、ほっとさせられています。
夫婦橋地蔵尊」よりも “夫婦”らしい
造形ではありませんか。温かな雰囲気、
タイトル?!「天神天満 ほっとなかよし
から予測できたとおり、河合隆三(1935
~)
の作品でありました。平成11年
(1999)から夫婦橋が復元されたのを
踏まえ、平成13年(2001)4月、「ほっと
なかよし」像が完成し、大阪市に寄贈
されたようです。地元・大阪天神橋三
郵便局
風景印(右上画像)に採用
されていたりするのも、実は凄いこと! 

参考文献:天神橋三丁目商店街振興組合・編『天神橋筋繁昌商店街』(東方出版)

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術史跡

400系ひよこ

前日の該当時間帯(正午過ぎ)は在宅していたはずなのに、
昏睡状態にあったのか、郵便局からの不在連絡票が届いて
いました。正午前の出勤時、「大阪北郵便局」(大阪市北区
大淀中1-1-52)に回って、Osaka Metro の「中央線新型
車両400系登場記念 1日乗車券セット
」を引き取ります。
通常業務の他、ドメイン変更に伴うファイル・サーバーへの
リンクの書き換え等を行うため、独りで残業。先日、帰途に
寄ったスーパー玉出」で、「COSTA」コーヒーのオリジナル
・カップを入手していましたが、今回は「日清食品」と阪神
タイガース
のコラボレーションによる缶バッジを頂くのです。
対象商品1袋(5個入り)で1個の缶バッジが付いてきており、
消去法で「出前一丁」を買ってしまいました。「玉出」だから、
お買い得のように錯覚するのですが、メジャーな商品の場合、
コンビニ等と値段はあまり変わらないような気がします。現役
選手に馴染みは薄いので、缶バッジは“ひよこちゃん”一択。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : 陶磁器ラーメン

Lotus-Eater

一昨日(18日)は半ドンで終業。大阪を発って、
明日香村を歩き倒した疲労が蓄積しています。
昨夜は「ヤドカリー」あべのHoop店で夕飯を取り、
帰宅すれば、「デアゴスティーニ」の「ブルーノート
・ベスト・ジャズコレクション 高音質盤」の他、先週
(9月13日)に注文した「京極堂」からのCD-R
4枚も配達されていました。今日は2日間の画像
整理に時間を取られながらも、紙久図屋「京極堂」
等への支払いを済ませましょ。「さとふる」経由で
ふるさと納税も実施。山形県酒田市に1万円の
寄付で、返礼品は「雪若丸」(10kg精米)なのです。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : カレー黒い音地図

西国三十三所(07)

西国三十三所観音巡礼第七番
2023_09_19_岡寺
2023_09_19_龍蓋池
2023_09_19_岡寺_奥之院_石窟_弥勒菩薩

札所となる「東光山 岡寺龍蓋寺)」
(奈良県高市郡明日香村岡806)は
馴染み深く、今回 再訪ともなりました。
13時、岡寺前(赤かめ)へ到着する前、
飛鳥坐(あすかにいます)神社」、「飛鳥寺
飛鳥大仏)」、「蘇我入鹿首塚」や、
酒船石(遺跡)」も観て回っています
が、残暑はまだまだ厳しく、日中最も
気温の上がる時間帯でしたから、かなり
へろへろの状態で入山。バス停前の
カフェ 「La ville ―都―」でランチを
取ったのに、あっと言う間にパワーを
失い、だらだらと坂道を上って行く羽目に
……「岡寺」、天智2年(663)の開基は
義淵僧正。悪龍を封じ込めた義淵の
法力にあやかりたいもの。「疲れない」
と納札には記し、御朱印を頂きました。
本尊となる「如意輪観音菩薩坐像」は
日本最大・最古の塑造”(像高4.6m)
であるばかりか、「日本最初厄除観音
とも呼ばれ、鎌倉時代初期の『水鏡』
 「つつしむべき年にて すぎにし
きさらぎの初午の日 龍蓋寺へもうで
侍り
」と記録されていることから、日本
最初の厄除け霊場と見做されています。
奥之院石窟の弥勒菩薩にもアプローチ。

テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 仏像

明日香村

2023_09_18_猿石 “西国三十三所観音巡礼第七番
 札所
の「岡寺」を訪ねるに当たって、
 前日(9月18日)に前乗り。大阪阿倍野
 橋を13時50分発の近鉄・南大阪線に
 乗車しました。橿原神宮前~吉野の駅
 間が近鉄・吉野線となり、第六番札所
 「南法華寺壺坂寺)」
の在る壺阪山
 とは2駅(壺阪山~飛鳥~岡寺~橿原
 神宮前)しか離れていませんが、前々
から、古代文化の宝庫である奈良県・明日香村の散策には時間を掛けたかったので、
2日間に分けています。橿原神宮前駅に到着すると、「かしはら観光インフォメーション
センター神宮前」に赴き、明日香周遊バス赤かめ」の(2日)フリー乗車券を入手
しました。現在、大人500円と非常にお得。橿原神宮前東口を14時51分発の「赤かめ」
に乗って、天武・持統陵で降車。奈良県道209号から西の小高い丘への道を上れば、
天武・持統天皇陵」でした。歴史的風土保存地区内の飛鳥周遊歩道をそぞろ歩き、
鬼の爼(まないた)」や「鬼の雪隠」を見物する合間に、地蔵尊や万葉歌碑もチェック。
欽明天皇陵」や「吉備姫王墓」も観ています。左上の画像は、「檜隈墓(吉備姫
王墓)」に設置されていた“猿石”4体中の2体。国道169号と高取川を渡り(魅惑的な
も発見)、飛鳥駅まで出ました。16時25分発の「赤かめ」で野口へ向かい、「亀石」を
鑑賞しました。野口を16時59分発の「赤かめ」で橿原神宮前東口まで帰ると、一度
利用したことのある「大和 徳寿庵」に潜り、豆腐等を摘まみ、「出世男」を呑むのです。
正直、1週間くらい村内に泊まり込み、ぶらぶら歩いて、身に染み込ませるプランが
組めれば最高ですけれども、そうは行きませんからねえ(今回も見尽くすことは無理)。

テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡仏像豆腐呑む

九之助橋

2023_09_12_九之助橋_1
2023_09_12_九之助橋_2
昭和2年完成(橋長34.28m、幅員11.50m)
 大阪市の東横堀川に架かっており、
 「末吉橋」と「東堀橋」の間に在るのが
 「九之助橋」。西詰の南側には顕彰
 碑が設けられ、北側に「九之助橋ビル」
 が建つなど、由緒ありげ。北詰の南
 側に建っている「倉橋写真館」も存在
 感がありますが、顕彰碑のテキストを
 書き起こしてみましょう(適宜改行)。
        ☆
 九之助橋の架かる東横堀川は
 大坂城外堀として豊臣秀吉により
 天正13年(1585)に 開削された
 ものといわれている 江戸時代
 初期の慶安~万治年間(1648~
 1660)の絵図には 既に九ノ介橋
 として記載されていることから
 最初の橋は東横堀川の開削後
 しばらくのちに架橋されたものと
 考えられる 橋名は 何らかの
関係者の人名に つながりそうに思えるが その由来は不明である
本橋の西詰北側には 住友家銅吹所(銅の精錬所)があり 鋳物屋 鍛冶屋
などの工業の町であった 
対岸の東詰は 幕府御用瓦師 寺島家の請地で多くの瓦ふき職人や瓦仲仕が
住んでいた 
木橋であった九之助橋は 第1次都市計画事業により 大正15年(1926)
上路アーチ形式の永久橋に架け換え 今回の改修
(平成4年2月)では
アーチ形式や御影石積みの 親柱など旧来の景観を保全するよう配慮し
また照明灯は大正15年当時のものをモチーフとしてデザインした

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag :

東堀橋

右の画像は、9月12日に撮影していた2023_09_12_東堀橋
東堀橋」です。昭和11年(1936)に
完成した(2ヒンジ)アーチ橋で、橋長
33.10m、幅員12.73m。放置自転車は
気になりますが、一時に比べたら、随分
美化されたようにも思われます。上を
走るのが、阪神高速1号・環状線。下を
流れる東横堀川の南(下流)側には
瓦屋橋」、北(上流)側には「九之助
」が架かるのでした。北へ向かおう。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag :

カレンダー
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
Access Counter
総閲覧者数:
Online Counter
現在の閲覧者数:
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリー
プロフィール

ぽか

Author:ぽか
⇒ 旧プロフィール

歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

リンク
月別アーカイブ
検索フォーム
Amazon
QRコード
QR
RSSリンクの表示
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メルマガ登録はこちらから
購読希望者はメール・アドレスを書き入れて「送信」してね!
SOUKEN