「鶏魂鳥福」3号店

2017_10_13_「鶏魂鳥福」3号店 あちらこちらのブログや何やに、昔からネタを提供して
 もらい、お世話になっている「鶏魂鳥福」さんです。
 大将との付き合いも長く、近所の商店街を歩いていて
 顔を合わせることもしばしばなのですが、お店を利用
 するのは久しぶりになるかもしれません。夕方から
 大阪市・天満の「鶏魂鳥福3号店にお邪魔しました。
 表の方は鶏ギョプサルを供しているのですが、ビルと
 ビルの狭間に分け入り、ビニール・シートを潜ると、
 極上の羊肉が味わえる一室が設けられているのでした。
 3号店の表と裏(?)の中間に厨房が位置しており、
 大将自身が両方の客の注文に応えていきます。
 ラムもマトンも部位が豊富で肉厚! ラムのタンなんぞ
初めて味わいましたが、美味極まりなくて。羊肉の臭みがほとんど感じられず、
ただただ肉の旨味を噛み締める、ジンギスカンらしからぬ雰囲気の下で食しました。
煙が濛々を立ち上らせ、豪快に喰らえれば、なお良いなぁ。
あと、野菜にはトウモロコシも加えてくれれば……北海道だもの。
満ち足りた気分でお店を出る時になって、嗚呼、ジンギスカン鍋ではないか! 
鍋プログラム(13)」に計上しておこうと思い出しました。
朝晩の冷え込みが意識されるようになってきた今日この頃、鍋シーズンの到来です。
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テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : 呑む

小バベル

10月13日(金)、大阪・中之島の「国立国際美術館」で2017_10_13_バベルの塔
開催中だった「バベルの塔」展を観に行きました。
16世紀ネーデルラントの画家、ピーテル・ブリューゲル
(父)
の「バベルの塔」は2点現存しており、ウィーン
美術史美術館
の同作(114×155cm)ではなく、
ボイマンス美術館所蔵の作品(59.9×74.6cm)です。
最終日(10月15日)が迫っていたためか、近頃TVで
特番でも組まれたのか、大阪市の美術館としては
珍しい混雑ぶり……正直、空いている方が有り難いです
けれども。行列に並ぶのもくさくさするので、かぶりつく
観客らの肩越しに何度も眺めていました。その緻密な
ディテールの描写については、東京藝術大学COI拠点の
協力による複製画やCG映像が多大に貢献していましたねえ。
壮大な俯瞰図に、世俗性も交えての卑近な描写、マクロとミクロの混淆した
荘厳にして猥雑な迫力が魅力です。「バベルの塔」の高さは推定で約510m。
参考までに通天閣108m、東京タワー333m……(ピラミッドではありませんが)
現代の建築技術で「バベルの塔」を建てた場合の総工費・工期について
いかほどのものか? 大林組に試算してもらいたいものだなあ、と思いました。
       ☆
今回の展覧会は、メインに頼った(ほぼ)一点豪華主義ではありましたが、
ヒエロニムス・ボスの「放浪者(行商人)」、「聖クリストフォロス」のほか、
16世紀ネーデルラント絵画の名品も併せて展示されていました。
ブリューゲルの版画については今夏、「兵庫県立美術館」における
ベルギー奇想の系譜展」で鑑賞した数々との再会になります。
故・木村重信氏の縁などもあるのか、秀逸な連携ではないかと感心。
個人的な発見は、ベルナルト・ファン・オルレイ「磔刑のキリストと聖母、聖ヨハネ」
で、十字架の根元に転がる 顎の外れた頭蓋骨の描出。何たるリアリズムよ!

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術 建築

大林組旧本店ビル

2017_10_10_ルポンドシエル 「大林組旧本店ビル」と聞いて、すぐに反応
 できるのは、よっぽどの近代建築好きで、
 「ルポンドシエル」と言う方が、通りが良いか
 と思われます。大阪市・中之島の土佐堀川の
 ほとりに建ち、天神橋の南詰近くに在ります。
 「船場を遊ぼう」にかこつけて、何度か入りは
 しましたが、レストランなどはまだ利用できて
 いません。敷居が高そうで、勝手に怖がって
 いるだけかもしれません。茶色のタイル貼り
(腰壁には竜山石を使用)の外観で、大正15年(1926)6月に竣工。最近、
同ビル3Fに「大林組歴史館」が入っていると知り、ならば入れるかと画策中。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築

立売堀ビルディング

坐摩神社」を訪れたついでに、足を延ばして2017_10_08_立売堀ビルディング
界隈の近代建築巡り。また「船場を遊ぼう」の
一環として。阪神高速の下を潜り、四つ橋筋を
ちょっとだけ南下すると「立売堀ビルディング」。
立売堀(いたちぼり)”は難読地名でしょうか? 
現在、北側にも道路が通っていますが、
昭和2年(1927)の竣工時は、店舗が並んで
いました。製粉業を営んでいた麻殖(まいお)
徳次郎が建てたビルで、設計・施工は鴻池組。
リズミカルな垂直線が小気味良い感じです。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築

百尺規制

百尺規制」なんていうものは、大阪市の御堂筋だけ
と思い込んでいたのは、とんでもない井の中の蛙。
大正8年(1919)に公布された、建築物の高さを100尺
約30.303m)に制限する「市街地建築物法」に基づき、
大正9年(1920)交付された「市街地建築物法施行令」は
大阪市を含めての六大都市に適用されていたのでした。
後年、六大都市に加えて、全国41都市まで適用を拡大。
第7代・大阪市長、関一により、地下鉄・御堂筋線の建設と並行して、
道幅6mしかなかった道路が幅員44m24間)に拡幅されて、
現在の御堂筋の姿が完成したのが昭和12年(1937)。
いわゆる“大大阪時代”の出来事となりますね。
中之島の大江橋淀屋橋も同時期、昭和10年(1935)の竣工です。
昭和6年(1931)には、市街地建築物法の改正があり、
高さ制限が尺貫法の100尺から、メートル法の「31m」に微修正。
昭和38年(1963)7月16日に創設された容積地区制度により、
百尺規制のような高さ規制から、容積率による規制に移行し始めます。
御堂筋では平成7年(1995)、軒高31m制限が原則50mへと緩和。
(上層部を10m後退させれば、最高60mまで可)
軒線の揃ったスカイラインの保全・形成が難しくなりつつあり、
第19代・大阪市長、橋下徹の頃から、さらなる緩和へずるずると。
2013年末、大阪市都市計画審議会が高さ100m超に規制緩和してから、
現在は「三菱東京UFJ銀行」大阪ビルが建て替え中ですけれども
……「芝川ビル」の斜め向かいに当たるのが、何とも興醒め。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 建築

上方落語地図1

坐摩神社」で開催された「上方落語地図12017_10_08_上方落語寄席発祥の地
第2部が落語会。お寺さんで落語会を開くと
いった催しは多々見受けられますが、同神社も
また「生國魂神社」や「高津神社」に比肩する
落語と縁の深い土地柄なのでありました。
――上方落語・中興の祖、初代・桂文治
寛政年間(1789~1800)、坐摩神社境内にて
大坂で初めて寄席を建て、大道芸に近かった
興行形式を室内の高座で演じる芸能に改めた
からです(逆に言うと、大道芸の名残が見台拍子木なのでしょう)。
境内敷地で、「天満天神繁昌亭」の開業に合わせて建てられた
上方落語寄席発祥の地」の碑を見ることが出来ます。
さて、落語会の方は、前座で桂米輝が「阿弥陀池」。
ラッキー舞の太神楽曲芸。せっかく、皿を使うのだから、
口上に「陶器神社」のことも交えればよいのに、と。
トリが桂南光の「つぼ算」。瀬戸物町に相応しい演目で、
第1部で本物の水壺(1荷入り)を展示していたのも、効果大でした。
ところで、トーク時に南光師匠も触れ、またイベントのタイトルにも採られた
故・米朝師匠の『上方落語地図』は名著。何かと勉強になるだけでなく、
大阪の街歩きが愉しくなるので、しばしばページをめくり直したりしています。

参考文献:桂米朝『米朝ばなし』(講談社文庫)

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

tag : 落語 史跡

坐摩神社

2017_10_08_坐摩神社 「坐摩(いかすり)神社」会館にて、10月8日(日)
 13時から開催された「上方落語地図1」を
 聴きに出掛けました。大阪市営地下鉄の
 本町駅からだと、15番出口が至近。副題に
 “坐摩神社と陶器神社のいわれ”とあり、
 第1部のトーク、第2部の落語会の2部構成。
 今回は初めてだったので、トークが生硬な
 印象でした(でも、ぼくは喜びました)けれど、
 回を追って、普通の落語会になっていくように
見えます。坐摩神社に限らず、上方の土地・歴史を掘り下げていく企画に育てば、
非常に面白いと思うのですが。トークは桂南光を聞き手に、坐摩神社宮司の
渡邉紘一氏、創業150年「つぼ善」4代目主人の御崎正之氏のお話を聴きました。
       ☆
坐摩神社が祀る“坐摩神(いかすりのかみ)”は、5柱の御祭神――生井神(いくゐのかみ)
福井神(さくゐのかみ)、綱長井神(つながゐのかみ)、波比岐神(はひきのかみ)、阿須波神
(あすはのかみ)――の総称。誰もが気になるであろう「いかすり」の語源については、
土地または居住地を知らしめす(=守り給う)意味の“居所知(いかしり)”が転訛した
のではないかと仰っていました。個人的に最も興味のあった“三ツ鳥居”の由来は
やはり謎でした……そもそも、全国に7社しかないともいわれていますし、ねぇ。
他にも、住所に使用される“渡辺”や、私的に地蔵を祀っていただけ(明暦年間、
石灰商・山田喜六が邸内に祀った愛宕山将軍地蔵)に端を発する「陶器神社」など、
じわじわと来るネタがてんこ盛り。「つぼ善」主人の人柄も愉快でしたよ。

参考記事:坐摩神社公式ホームページ
       住所の番地 なぜ「渡辺」?
       瀬戸物町の火防陶器神社/大阪

テーマ : 神社
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 落語 史跡 陶磁器

錦橋

大阪・中之島の南側を流れる土佐堀川に架かる2017_10_06_錦橋
錦橋」。肥後橋から東に歩いてすぐの場所で、
北詰には「中之島フェスティバルタワー」が
建っています。歩行者専用橋として利用されて
おり、昭和60年(1985)、橋面の美装化整備が
行われた際、「錦橋」と名付けられました……
本来は「土佐堀川可動堰」でして、昭和6年
(1931)に設置され、悪化しやすい水質である
堀川の河水を洗い流す機能を有していましたが、
可動堰としては既に使用停止(1978)。堂島川の「水晶橋」と同じ立ち位置ですね。
設計者は「日本インターナショナル建築会」の伊藤正文
同建築会には本野精吾も名を連ねていたように、モダニズムの香り濃厚。

2017_10_06_高麗橋 「錦橋」の名称は、橋上のギャラリー(?)から。
 江戸時代末期から明治初期に描かれた橋の
 錦絵がタイル貼りで展示されているのです。
 だいぶ薄汚れてきているので、橋洗いをして
 もらいたいところですが……錦絵だけでなく、
 袂に掲示された写真からも、旧き時代の橋の
 面影を辿ることが出来ます。左の画像は
 “くろがね橋”時代(明治3年~昭和3年)の
 高麗橋です。西詰の櫓屋敷の姿がしっかり
映っていますよ。その形状が、現在の高麗橋の意匠に受け継がれているのです。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築

アララギの夜

大阪市・松屋町の「アララギ」で開かれている落語会
佐ん吉とカレーライス」にまた足を運びました。
今回は第25回。前回に続けての連続参会となります。
いつものように19時会場、20時開演。地下鉄の駅からお店へ向かうと、
19時には入り口が立て込んでいて、私服姿の桂佐ん吉さんと挨拶。
子供連れも含めて、女子率高し。いつもはカウンター席の後方ですが、
前方にしか座れず、足元がごちゃごちゃしていて、くつろげなかった観。
カレーを食して開演を待ち、チャイやネプ・モイ(ベトナム焼酎)を呑んでいました。
中入りを挟んでの2席は、「しまつの極意」と「胴斬り」。
後者はナンセンスな展開と、とぼけた主人公の味わいが好きな噺です。
が、サゲをちょっと失敗してしまいましたかねぇ……お茶目と言えば、お茶目。
女性客も多い中、下品にならないように、と気を使い過ぎたのかもしれません。
佐ん吉さんに見送られて、地下鉄の駅へ向かう10月6日(火)の夜でした。

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

tag : 落語 カレー

表現/現実

表現だけが現実に現実らしさを与えることができるし、リアリティーは現実の中にはなく表現の中にだけある。現実は表現に比べればずっと抽象的だ。現実の世界には、人間、男、女、恋人同士、家庭、等々が雑居しているだけだ。表現の世界はこれに反して、人間性、男らしさ、女らしさ、恋人同士たるにふさわしい恋人同士、家庭をして家庭たらしめているもの、等々を代表している。表現は現実の核心をつかみ出すが現実に足をとられはしない。表現は蜻蛉のように水のおもてに姿を映し、その水面すれすれに飛びちがい、いつのまにか水の上に産卵する。その幼虫は天空をかけめぐる日のために水中で育ち、水中の秘密に精通し、しかも水の世界を軽侮している。これこそは君たちの種族の使命なんだ
       ☆
三島由紀夫『禁色』における老作家、檜俊輔の御託の一部ですが、
George Clinton ならば、“Fantasy is reality”と口ずさんでおしまい。
表現(=芸術)と現実との懸隔、ねじれたように見える関係は、
三島の念頭には常に“”が巣食い、はびこってやまないためで、
現実の模倣は芸術でも何でもないとの確信に立っているからですねえ。
年を喰って、ぼくもどうして(近代)建築などに興が尽きなくなったのか、
美術館巡りや(一部の)小説の濫読とどう関わっているものやら、
己の変心を怪訝に思うこともありましたが、もう、大丈夫。
寄り道、回り道をしているようでも、ゴールは何となく見えています。
       Reproduction of a new breed
       Leaders, Stand Up, Organize
 ♪

参考文献:三島由紀夫『禁色』(新潮文庫)

テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

tag : 小説 美術 近代建築 建築 黒い音

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ぽか

Author:ぽか
通りすがりの夢想家。元(にして最後の)「トーヨー新報」編集人。現在は、一介の編集素浪人?



豆腐業界唯一の全国版専門紙
「トーヨー新報」は、昭和33年(1958)創刊。大豆加工品(豆腐・油揚げ、納豆、豆乳、湯葉、凍り豆腐、もやし等)、こんにゃく、総菜業界をメイン購読者層に、月3回の旬刊紙「トーヨー新報」や業界関連データブック『豆腐年鑑』を発行。平成25年(2013)12月21日号、第1851号をもって終刊に至る。

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