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UR千里営業センター

2023_11_28_千里ライフサイエンスセンター 公私ともどもに煮詰まってきて、気分転換に部屋を出る。
 人間が壊れるのは簡単。外形が保たれていても、容易に
 毀損する物だということを知らない幸福な人らが、平気で
 他人を傷付ける。仮に “同情” できたにしても、同じ魂を
 分かち合える者だけで、それ以外は勘違いも甚だしい。
 Osaka Metro・御堂筋線に乗る。梅田駅の百葉箱
 健在。北大阪急行の千里中央駅で下車。昔、治験で
 よく通った「千里ライフサイエンスセンター」(ビル設計:
 東畑謙三)の19階、「UR千里営業センター」に上がり、
 マンホールカードを入手する。独立行政法人 都市再生
 機構
(=UR都市機構)が、今年1月28日から配布して
 おり、独立行政法人としては初めての同カード発行となる
 らしい(令和3年度までは、マンホールカードの申請者が
 地方公共団体に限られていたとの由)。来年3月23日から
 北大阪急行が延伸開業、千里中央は途中駅となります。

参考記事:UR初製作! 団地デザインの “マンホールカード”
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 建築

hospitality

明治時代の(知識)人は、英語等を受容する前に、
基礎的な漢文の素養を持っており、欧米の概念を
理解するに当たって苦心惨憺し、新しい漢語の類を
大量に造り出しました。漢字の文字面を辿ることで、
全く異なる観念をどうにかこうにか理解しようと算段
した訳です。ところが、現代、漢文は素読できないし、
ラテン語・ギリシア語の古典語も解せず、外来語は
片仮名表記で導入する。文学・美術等は門外漢でも
構わない、使用人は片言で指示に従えばよいから
――という体たらくの語学力に貶められている惨状に、
疑問も抱けない。ラディカルに考える習慣は必要です。
       ☆
サービス」と「ホスピタリティ」。片仮名表記を眺めて、
意味など見えてきません。「service」は、ラテン語の
動詞「servio」、名詞化して「servus」(奴隷)から派生
した語となります。勤め、奉職、奉公……いわば、義務。
古くは制度上、現代であれば(「サービス業」が成立して
いるように)対価に対する労働に「サービス」が含まれ、
サービスを受ける側/与える側という主従関係が透けて
見えます。変動する金銭的な価値観に基づいた(現代の)
サービスは、ややもすれば、その関係性が紛糾しがち
ですけれども。一方で、「hospitality」は、ラテン語の
「hospes」の属格(客人、ゲスト)から派生しています。
ホストは主人役ながら、マスター&サーバントのマスター
ではなくて、ゲストと同等。客人を居心地よく過ごさせて
あげれば、自らがゲストとして招かれた場合の応対に
返ってくることが期待されましょう。一方通行の流れでは
なく、持続的な相互関係を重視する価値観が根底にある
のです。当然視され、コモディティ化しやすい「サービス」を
超える顧客体験の創出に「ホスピタリティ」は欠かせません。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき

南木の本橋/了意橋

どうしても、「下大和橋」のことばかりが
2023_10_17_南木の本橋
2023_10_17_了意橋

頭の中に浮かび上がってくる日々です
けれども、気を取り直して……今年10月
17日
の大阪府八尾市の橋について、2
題。右上画像は「南木の本橋」でして、
平野川の一部を成す水路(?!)に架かり
ます。物部守屋が聖徳太子の軍を防ぐ
ために設けた「稲城(いなき)」に榎木が
あり、「榎木城」とも呼ばれたことから、
一帯を「榎木村」といい、後に「木本
とされたそうです。守屋と聖徳太子を
主眼にしたコースを組み、いつか歩いて
みないといけませんね。道鏡も八尾市
(弓削)の出身でした。右下の画像は
了意橋」。平野川の別名が「了意川」。
16世紀末、平野川を広げた久宝寺の
安井了意の名から採られた模様。
橋の袂には、橋と同名のバス停も見え
ました。平成11年(1999)12月の竣工。

参考記事:八尾観光WEB ― 物部守屋・聖徳太子コース

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

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僕は誰だ

2023_11_25_綱敷天神社御旅社 「OSAKAあれこれ街歩き講座 Ⅴ」(講師:前阪恵造)が
 抽選に漏れてしまい、せっかく、半ドンでシフトを組んで
 いたのに……めげる暇も無く、先週末、空振りに終わって
 いる「綱敷天神社御旅社」(大阪市北区茶屋町12)まで
 足を運びますと、開いていた窓口で、「綱敷天神社」、
 「歯神社」、「御旅社」の御朱印を頂くとともに、併せて、
 「歯神守」も入手できました。昨日のガイド時も、参加者の
 御朱印に対する喰い付きが良かったのですけれど、結構、
 順番待ちの状態で、書いていただく30分ばかりの間、
 茶屋町をそぞろ歩き。「鶴乃茶屋」の石畳を踏みながらの
 帰途、父に電話を入れたところ、常になく、明るい声色に
 ほっとさせられたのは束の間、ぼくが誰だかわからなく
 なっている様子に、会話の続行が難しくなりました。昔、
 糖尿病で入院中の祖母(故人)を訪ねた父が、彼女の
 姿を見分けられず、看護師に教えを乞うた話が脳裏を
過り。痩せ衰えて姿形が激変していた祖母を認識できなかった状況と異なり、自分
自身が呆けてしまったがため、ぼくの声や名前がわからないのだろうと推定。頭痛の
種が消えていることが、声の明るさの原因だったのかもしれず。ただ、そういう父を一人
自宅に残し、誰も電話口に出てこなかったのは不自然。ぼくが父に電話を架けたつもり
になっているだけなのか。
たこ焼きを買おうとした「寛子」のシャッターは下りたまま。

テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡

円丈三回忌

10時から、「北区ぶらぶら 2023」第6回、
茶屋町能勢街道から南蛮文化館」を実施。
Gさんのガイドも(既に)堂に入った観があるし、
強力なサポートとしてI さんが控えていますし、
目的地の「南蛮文化館」前まで、無事に
到着。参加者全員に楽しめていただけた2023_11_24_白百合荘
ようで、ぼく自身も痛快でした。独りで
中崎町から天神橋筋六丁目まで歩いて
帰宅。「ピアスタワー」の百葉箱や、昭和
レトロな「白百合荘」(大阪市北区中崎2
-6-1)、「北天満小学校」跡などを
記憶に留めました。部屋に入ると、睡眠
不足を解消せんと、仮初めのシエスタ。
       ☆
17時に南森町で待ち合わせ。相方が贔屓にする生煎饅頭弄堂(ロンタン)」に入り、
軽くお腹を満たした後、天神橋筋商店街をしばし散策。18時30分から、「天満天神
繁昌亭
」にて、「三遊亭円丈 三回忌追善落語会」を聴くのでありました。副題に
グリコ少年はもういない」――三遊亭円丈(1944~2021)を現場で聴いたことは
なかったのですが、周辺情報だけでも、ぼく好みの噺家だと確信。単に“新作落語”の
括りに収まらない、本気でSFチックな実験性に惹かれます(その場で、会場を沸かす
だけが“笑い”ではないと信じる者です)。小説の面白さにしろ、読んでいて大声上げて
笑うなんてことが稀であるように、落語の面白さも“爆笑”だけではないと思うのよね。
笑福亭たまがきちんと参考文献を挙げてくれたので、感謝しています。『御乱心』
『ろんだいえん』は帰宅後、早速、Amazon のカートに放り込みました。実験落語
云々の文脈を離れ、笑福亭鶴笑師匠の手作り感満載「ゴジラ対モスラ」は最高!
笑福亭福笑師匠の新作落語のタイトルは、ネヴィル・シュートの古典SFと同題です。
       ☆
 桂おとめ「京阪神日常事変」
 林家染八「禁酒関所
 笑福亭たま「アマゾンの朝は早い」(作・円丈)
 桂あやめ「ビスコ少女」
  中入り
 笑福亭鶴笑「ゴジラ対モスラ」
 笑福亭福笑「渚にて」
  お客様に一万円進呈の落語決定「アホは誰だ!」大会

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

tag : 落語美術史跡特撮小説

A.R.E. の日

2023_11_23_天七跨線人道橋
2023_11_23_関西大学天六キャンパス跡地記念碑
2023_11_23_露天神社
 11月23日は「新嘗祭」、もとい、「勤労
 感謝の日
」です……仕事にあぶれて
 いないことを有り難がるべきなのかな。
 首を捻りながら、出勤前に天神橋筋
 六丁目
駅界隈を探索しました。左上
 画像は、「天七跨線人道橋」。ここから
 もう少し、南へ行くと、阪急・千里線が
 地下に潜るポイントです。東へ歩いて、
 長柄西通まで出ると、「ジオ天六ツイン
 タワーズ」の前に、「関西大学 天六
 キャンパス跡地記念碑
」(左中画像)
 が設置されています。関西大学創立
 130周年記念事業の一環として、平成
 28年(2016)9月28日、関大の天六
 学舎
(=天六キャンパス)跡地に建てられ
 ました。天六学舎は昭和4年(1929)、
 福島学舎からの移転。Osaka Metro
 ・谷町線に乗り、東梅田まで。まずは
 阪急・大阪梅田駅に回って、再発売の
 「大阪梅田 新駅開業 50周年記念
 入場券
」(510円)を入手。またしても
 品切れ寸前のところで、どうにか間に
 合い、スタンプも押し……「露天神社
 の境内には、木彫りの A.R.E.
 優勝 阪神タイガース
)が飾られて
 おり、今日が御堂筋パレードの日で
 あったと嫌でも思い出されることよ。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : 史跡年中行事

清水橋(八尾市)

八尾市文化会館(プリズムホール)」2023_11_12_清水橋
で、映画を観たのがもう10日も前。随分
大昔のように思えてしまい、あっと言う
間に、十年、数十年が経ち、22世紀か
何かになり、エジプト時代を眺めるくらい
のスパンで、現代を思い返すことも来る
のでしょうか? 右の画像は、大阪府道
178号(八尾停車場線)が長瀬川を渡る
清水橋」。八尾停車場線は、名の如く、
JR関西本線・八尾駅から北へ延びる一般府道。長瀬川は旧・大和川の本流でして、
平野川等に架かる(八尾市の他の)橋については、別の日に撮影した画像が有り。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag :

他力回向

10時から、ガイドの実地研修。「大阪天満宮から
天神橋筋商店街
」というコースで、Gさんに案内
してもらいました。ガイド含めて3人なので、勝手が
異なるとはいえ、基本を外すことなく、手堅くまとめて
いるので、安心して楽しめました。「北区民センター」
にて一旦解散。13時から、反省会と言いましょうか、
フォローアップ・ミーティング。(新人に限った話では
ありませんが)自分で調べよう、考えようとする前に
他人に何かしてもらおうという心底が、苛立たしいと
申しますか……後から、小言を言われたり、陰口を
叩かれたり、面倒が多いだけならば、独りで十分よ。
「考えている」、「知っている」との思い込みを避け、
共に学び合い、上げていける関係でなければ不毛。
15時過ぎ、大衆酒場「八銭」に複数名の有志で集い。

テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡呑む

梅田~福島~淀川

2023_11_20_大阪市下水道科学館 半ドンで事業所を出ると、古書の街(大阪駅前第3ビル)の
 「もっきりや」を経由して、「うめきた広場」へ向かいました。
 13時から、「大阪区民カレッジ」北校のまち歩き(12月4日
 ……参加できるかどうかは不確定)下見を行ったのです。
 「新梅田シティ」を回って、「大仁八阪神社」~「勝楽寺」~
 「浦江八坂神社」~「了徳院」を回って、福島で解散する
 コース。ガイド役のNさんが流石で、コンパクトに時間内で
 収めてみせました。独りになると、阪神電車で福島から
 淀川駅に移動。「イケフェス2023」参加プログラム、秋の
 企画展「大阪市下水道科学館の建築」(11月26日)を
 覗いてみます(マンホールカードは1人1枚限りでした)。
 同館の設計を手掛けたのは「昭和設計」(大阪市北区
 豊崎4-12-10)。大阪市下水道事業着手100周年を
 記念し、平成7年(1995)4月に竣工しています。阪神駅
 構内のアナウンスを耳に留めていたので、帰途、梅田の
駅長室で、再販分の“阪神タイガース2023 日本一記念入場券セット(1,500円)
を入手。“セントラル・リーグ優勝記念”と ほぼ同デザインなところが阪神クオリティ。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 建築史跡

Try Me

どうも、このところ、籤運が悪いと嘆くつもりはなくて
(11月25日の前阪恵造「OSAKAあれこれ街歩き
講座Ⅴ」も落選)、ただ、日々の業務に孜々と励む
しかないのですけれども、13時からの食事休憩時、
綱敷天神社御旅社」(柱には、「綱敷天満宮
御旅
」と刻まれています)を訪ねてみたところで、
11月19日(日)は休み――と。嗚呼、そうですか。
授与所は基本的に、土・日曜日の13~17時の間
のみの受け付け。その上で、「12月~1月、6~7
月は土日であっても休止期間
」と意外に無理ゲー。

テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡

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たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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