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透明人間

7月21日(火)、「TOHOシネマズ梅田」まで、Leigh Whannell
監督の『透明人間THE INVISIBLE MANを観に行きました。
スクリーン7で、14時50分からの上映。リー・ワネルは、『SAW』
(2004)シリーズの脚本を手掛けています。しかし、『透明人間』が
当初、“DARK UNIVERSE”――往年のモンスター映画を彩る
キャラクター達が MCUDCEU よろしく、同一の世界観の下に
集結――の一環としてリブート予定だったと知り、一抹の不安。
Alex Kurtzman 監督『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』
(2017)が商業的に失敗したせいで、ダーク・ユニバースは終了。
結果、『透明人間』は単独リブート版として製作されたのでしたが。
『妖怪大戦争』や『怪物くん』にならずに済んで、良かったのかな。
透明人間というキャラではなく、シチュエーション・ホラーとして成功。
       ☆
(以下、ネタばれ有り)
古典的な透明人間は、特殊な薬を飲めば透明になれる!という
お手軽さでしたが、現代では光学的な迷彩スーツを着用する
といった手順を踏みます。フィジカルに、光学的に“透明人間”は
可能か?と考え込みますが、透けて見せるのでなく、物体の
背後を前面に映し出せればよいと思えば、不可能ではないか。
ともあれ、透明人間は可能/不可能か?という興味、好奇心だけ
では今更感。子供騙しになりかねませんが、心理的な要素を加え、
夫からDVを受けていると思われるヒロイン(Elisabeth Moss)の
被害妄想ではないか?という線も用意されたことで、観客は
もやもやとした疑惑を払拭できないまま、中盤まで(透明人間の
存在/非在の間で)揺らぎ続け、引っ張られてしまいます。正直、
役者に優れた演技力があれば、“透明人間”というジャンルは、
製作費を抑えられそう(出演料も要らないし)……と馬鹿なことを
思っていいました。後半からは、壊れかけの透明スーツに対して、
VFX を使いまくりでしたが。個人的には、道徳的な問題が
最後に突き付けられてしまった模様。「目には目を」はどこまで
正当化されるか? 妹の死の復讐、あるいは友人の娘を守るため、
とはいえ、敵の首を掻っ切れるか(しかも、敵と同じ卑劣な手段を
弄して)? 爽快な幕切れと言うには、随分とビターではあります。
気持ちはわかるんだけどね(本当に長年、迫害され続けてきたのならば)
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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

tag : 映画

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たまに「考える人」、歴史探偵。
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