露天神社の由来(2)

境内に存する“浪速七名井”にも数えられた
「神泉 露の井戸」 に因むものである。
梅雨(⇒露)の時期になると水が湧き出たとか。
この井戸には、小体な社も設えられていて、
井水そのものが神として祀られている状態。
「御井社」と称され、「古くより露ノ井と称され、
人々の暮らしを支え信仰の対象でもありし
この御井に坐す神」と、明記されている。
もう少しだけ、説明板を読み進めてみる。
社殿直下の御井は、往時四天王寺の亀の井・清水寺の井・二つ井戸等と共に「浪速七名井」の一つなりと称され、梅雨時期には清水が井戸縁より湧出せし、という。
名井「露ノ井」として当社社名の由来の一つともいわれ、周辺地域を始め、社地前旧池田街道を行き通う人々の貴重な清水であった。
現在では、地下鉄各線や高層ビル群の建設等により、地下水脈が分断され 水位が著しく低下している。
スポンサーサイト
tag : 史跡