豆富茶屋 林

蔵王堂から如意輪寺を目指し、中千本を歩きました。
と、参道脇の一店舗が大にぎわいです。目を凝らすと
「林とうふ店」の「豆富茶屋 林」ではありませんか!
湯豆腐膳、いや、豆腐づくし膳も食べたい!
と店員に掛け合ってみたのですが、満席状態で、
(行列こそ出来ていませんでしたが)
順番を待っている人の数も少なくないとのこと。
如意輪寺への道を急ぐ身としては、長居もできません。
泣く泣く、今回は、店の軒先を借りて賞味できる
豆腐モダン焼き、とうふ豚まんを頂きました。
モダン焼きはソースの味に負け気味で、豚まんも薄味
ですが、豆腐自体が主義主張の激しい食材でもなし。

かえって良いではないか。懐石料理のように
かしこまる必要も無いし、花見がてら
カジュアルに修験道の聖地を楽しみに来た
遊山客には、俗界から一線を画したようで、
娑婆っ気を決して見捨ててはいない 吉野山の
出来たて豆腐は、何とも魅力的なのでは?
地域に根ざし、地の利を生かした店ならではの
強さを見せ付けられた感がありました。
……嗚呼、それにしても、湯豆腐膳を賞味したかったなぁ。
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