fc2ブログ

モネ展(後期)

4月22日(金)、京都市美術館に向かいました。「モネ展」の後半(?)です。
「印象、日の出」(1872)の展示は3月21日で終了していますが、
代わりに、「テュイルリー公園」を鑑賞できました。
他の作品については、前回(3月4日)も観ているので、心に余裕。
がつがつ食い付くように見るでなく、何遍も繰り返し、のんびり眺めるのも良いです。
絵はずっとそこに在ります(そこになくとも、どこかに飾られているでしょう)。
印象派”と一括りにするのも乱暴な話ですが、特にモネの場合、
作品と適正な距離を保って、ぼんやり眺める感じだと、心にフィットします。
水面のうねり、緑陰の靄、陽射しのたゆたいが眼前に浮かんできます。
近付き過ぎて、目を凝らしても、ただのカンヴァス上の油絵の具……
嗚呼、近代絵画史上のトリック・アートだったのか、と妙に腑に落ちました。
いわば、ハイパーリアリズムとベクトルが真逆と言いましょうか。

参考文献:『新潮美術文庫26 モネ』(新潮社)
       『別冊宝島2200号 印象派のすべて』(宝島社)

続きを読む

スポンサーサイト



テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術

カレンダー
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
Access Counter
総閲覧者数:
Online Counter
現在の閲覧者数:
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリー
プロフィール

ぽか

Author:ぽか
⇒ 旧プロフィール

歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

リンク
月別アーカイブ
検索フォーム
Amazon
QRコード
QR
RSSリンクの表示
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メルマガ登録はこちらから
購読希望者はメール・アドレスを書き入れて「送信」してね!
SOUKEN