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茅の輪くぐり(再掲含む)

茅の輪くぐり
左下端は「曽根崎道祖神
 ぼくが毎日のように通う事業所の至近に
 「露天神社(=お初天神)」は在りますが、
 「夏越の大祓」となる6月30日より早く、
 たぶん、1週間ほど前から、
 境内に(ち)の輪を飾り付けていました。
 梅雨時ですから、雨の降る日は、
 きちんと濡れない場所に移動して保管。
 茅の輪をくぐるのは億劫ですが、
 季節のピリオド、節目を感じるとともに、
 “夏越豆腐”は食べたいものです……
残念なことに、お初天神では、夏越豆腐が供されていませんけれども。

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テーマ : 日記
ジャンル : 日記

tag : 年中行事豆腐

あいまいのカレー

在りし日の「辛口料理ハチ」のことについては、09_あいまいのカレー
あちこちで何度も書いてきました。現在ならば、
スズメバチ」がかなりの再現度を誇っていますし。
ただ、大阪・南森町界隈で「ハチが復活した?」
という怪しげな(?)噂も聞きつけていたのですね。
「スズメバチ」の大将からは、「ハチ」系の
正統を受け継いだようなお話を聞いたこともあって、
眉唾ものだなあ、と感じつつも、何かしらの郷愁。
       ☆
6月29日、大阪府立中之島図書館まで資料の返却。
天満から中之島まで、天神橋筋商店街を往復します。
そこで、以前「ハチ」の在った根際の雑居ビル前に
目を引く「激辛」の看板が……もしやと思い、
狭い階段を上っていくと、「あいまいのカレー」でした。

10_あいまいのカレー 昭和のスナック、カラオケ喫茶めいた内装が
 既に往年の「辛口料理ハチ」の雰囲気を醸し、
 鍋にぐつぐつ煮えるルウの匂いも同様です。
 営業時間が平日11時半から14時まで
 というのも、ハチだなあ……と慨嘆。
 (水曜日は18時半~20時の間も営業)
 ただ、ハチの辛さに制限はありませんが、
 あいまいのカレーは段階が設けられています。
 小悪魔(中辛)/魔女(かなり激辛)/
自己責任(超超激辛)――という設定。
       ☆
ぼくは迷わず、「自己責任」を注文したのですが、入店が遅かったか、
ルウが不足していたようで、「魔女」と「自己責任」の相掛けになりました。
大汗だらだら、辛い物好きには堪らない“おふくろの味”です。
付け合わせのニンジンのピクルスも、「スズメバチ」と同じくあの頃の味。
トッピングの牛肉はベースを採った後の塊らしく、時間が無かったのかな? 
甘辛く味付けされているといったこともなく、索然とした気持ちになりましたけど。
ライスの量は「大盛り」と言った訳でもないのに、気前良く盛られていました。
さて、あいまいのママは「ハチ」ママのご親族なのだろうか? 想像してみたのですが、
「ハチ」ママと異なり、至って愛想よく接客されるため、正直、よくわからないのでした。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : カレー

「赤白」新大阪店

「赤白」新大阪店 パリにおける日本大使館の元・公邸料理人
 という触れ込みのシェフらが創作した
 フレンチおでん……大阪・梅田では、
 HEP FIVE 裏の立ち吞み店や、
 「ホワイティうめだ」や「ルクア大阪」店が
 いつ覗いてみても行列。やれんなあ、
 と、なかなか訪れる機会を逸していた
 「赤白(こうはく)」なのですが、新大阪店を発見!
 JR新大阪駅2F、「アルデ新大阪」の2Fです。
かなりの穴場で、日中が狙い目なのでした。
       ☆
新大阪という立地から、夕方以降は混雑必至。
大根ポルチーニ茸クリームソース掛けボイルドエッグコンソメ煮ハーブ入りスモークサーモンソース
インカの目覚めコンソメ煮アイオリソース添えこんにゃく肉味噌ボロネーゼとチェダーチーズ

ぼくは6月28日(火)13時半頃に訪れました。
お店の外観は「ホワイティうめだ」店などを踏襲。
ワインが進んでからは、豚や子羊の串焼きも
摘まみましたが、最初はやはりフレンチおでん。
おでんプログラム(8)」の実施となります。
       ☆
具材名では大根、玉子、じゃがいも、こんにゃく
極々普通のおでんのようですが……それが
大根ポルチーニ茸クリームソース掛け、
ボイルドエッグのコンソメ煮ハーブ入り
スモークサーモンソース、インカの目覚め
コンソメ煮アイオリソース添え、こんにゃく肉味噌
ボロネーゼとチェダーチーズとなる訳です。
ちなみに、大根を煮込むのは牛テールのだし。
       ☆
おでんベースのだしを洋風にアレンジするだけでなく、
各具材に合わせたソースを添える。その一手間が憎いです。
手間暇かけた一皿が、美味しくない訳がありません。
ワイン・グラスを傾けながら、ぼんやり考えたのは、梅田の各店も盛況で、
新大阪に足掛かりも出来たとなれば、東京進出も視野に入れているのかな? と。
フレンチ肉じゃがの(決して醤油味ではない)ソースを
レバー・ムースに添えられたパンに浸して頂きながら、
こんにゃくがあれば、豆腐もあるのではないか? いや、あるだろう。
HEP FIVE 裏の本店もチェックしに行こうかと思うのでした。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : 呑むおでんこんにゃく

木々高太郎

6月の読書会を終えると、もう7月の読書会のことを考えています。
次回に取り上げる作家は、山川方夫――。
戦後の第3次「三田文学」の編集者としても知られる山川ですが、
その年譜に目を通していると、思わぬ名前が飛び込んできました。

 昭和28年(1953)
〈三田文学〉は前年十一月号より休刊中だったが、木々高太郎が主幹となり三月号より復刊。


主幹・木々高太郎ですよ! 高太郎は大脳生理学者にして探偵作家
網膜脈視症」や『人生の阿呆』など、探偵小説好きには忘れ得ぬ作家です。
甲賀三郎と繰り広げた“探偵小説芸術論争”を通して、
独自の「探偵小説芸術論」を打ち立てたことでも有名。
『人生の阿呆』は第4回直木賞受賞作でもあり、持説の面目躍如といったところか。
木々高太郎の本名・林 髞(たかし)としては、慶応大学の医学博士ですから、
「三田文学」の主幹を務めていてもおかしくないのですが、
ガンダムや仮面ライダーの記事中、大坪砂男の名を見出した時のような驚き。

参考文献:山川方夫『夏の葬列』(集英社文庫)

テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

tag : 小説

眠れる美女

6月26日(日)18時頃から、「第6回 二人の読書会」を開きました。
今回のテクストは川端康成先生の『眠れる美女』です。
(個人的に、敬愛する作家なので、「川端先生」と呼んでいますが)
後期・川端を凝縮させたような名篇であり、
魔界に沈潜し、エロティシズムを湛えた屈指の“日本文学”ですね。
生/死、男/女、老い/若さ……あらゆる二項対立が宙吊りにされ、
読者は江口老人とともに、いずことも知れない魔界の彷徨に
付き合わされることになります……時間も空間も、どこへ行ったやら。
端的に言って、“睡眠姦”という性的嗜好、フェティシズムを基点にしながら、
とんでもない世界に連れ去られてしまう という
小説の魔力、醍醐味をとことん味わえる言語芸術作品。
テクストの快楽、ここに極まれるといった観がありますねえ。

参考文献:川端康成『眠れる美女』(新潮文庫)

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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

tag : 小説読書会

比喩の要諦

6月25日(土)、日中の契約仕事を終えると、中之島公会堂へ赴きました。
同人(=小説)の定例合評会の予定が入っています。
このところ、18時半スタートか、19時スタートかはっきりせず、
19時にきちんと始まることも少なく、何だかなあ……と。
誰もが仕事や家事などに追われているので、当然とはいえ、ね。
ともあれ、2人の書き手の計3作品を真面目に批評しました。
       ☆
別な勉強会でも、気に懸かっていたのですが、比喩に関するテクニック。
いや、技術的に最低限、クリアしておかなければならないことについて、
まだ皆が意識して、理解できているとは言えないのかなあ?と。
例えば、「XのようなY」(直喩)といったパターンにおいて、
Yのイメージをより効果的に読者に伝えるために、Xを比喩に導入するのでしょうが、
基本的にXは、読者に共有されることが期待できるイメージでなければなりません。
かといって、YとXの連関イメージが誰にでも想像できるような連想パターンに嵌まると、
それは極めて凡庸な比喩にしかならず、“素人臭い”と見做される訳ですね。
       ☆
(素人臭くても別に構わないんですが)行き過ぎた小説好きで、セミプロ級にもなると、
YとXの突飛なコンビネーションに懲り過ぎてしまう……それはそれで問題です。
YとXの結合によって、言葉でしか表現できない新たな観念を獲得するまでは“良し”。
問題は元々表現したかったのが、その“観念”だったのか? それともYだったのか?
あくまでYの表現にこだわるならば、Yという言葉の持つイメージの広がり・ベクトルと、
Xという言葉のそれとが、しっくり来るように按配した方がよいのではないでしょうか。
連歌でも同様ですが、付かず離れず、不即不離。
意識的に離れてないと思えても、無意識的に離れてないかどうかまで推敲すること。
逆言すると、多少破綻している比喩でも、無意識的につながっていればOKですよ、と。

テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

tag : 同人

ピカソの秘密

扇子を持つ女 街中で気軽にアートを愉しめるという感覚から
 「あべのハルカス美術館」は、ぼくもお気に入りです。
 6月24日(金)は「ピカソ、天才の秘密」展を鑑賞。
 ピカソの生涯を4つの時代に区分し、
 計91点の作品が展示されていました。
  第1章 少年時代(1894~1901)
  第2章 青の時代(1901~1904)
  第3章 バラ色の時代(1905~1906)
  第4章 キュビスムとその後(1907~1920s)
 少年時代から順に32点、9点、23点、27点。
 最もピカソ的なキュビスム以降の作品数が少ない! 
 つまり、キュビスム誕生以前のピカソ、
ピカソが“ピカソ”となるまでの軌跡をたどる企画です。

青の時代の始まりは、パリで共に研鑽を積む友人画家、天才の秘密
カルロス・カサジェマスの悲恋の末のピストル自殺……。
その時代の作品は、どれも悲哀漂うブルーの画面。
天才少年画家の佳作・秀作に感心してきた鑑賞者は、
ここで初めて、“ピカソ”という個性の萌芽を目にします。

その後、緩やかに回復したピカソは、バラ色の時代に
突入する訳ですが、フライヤーにも使用され、
目を奪われてしまう「扇子を持つ女」(1905年)。
女の着衣やバックに、青の時代の名残は窺えますが、
生色あふれる瑞々しい肌の色に救われます。
が、扇子を持つ彼女のポーズは一体、何でしょう?
最初、ジャポニスムの流れを汲んで、
太極拳の一動作か何かだろうか?と疑いました。
しかし、持ち上げている右脚さえなければ、左手から扇子を外して見れば……
むしろ、如来像などでよく見られる施無畏与願印(せむいよがんいん)ではなかろうか、と。
そう気付いてしまうと、右手は施無畏印、左手は与願印の相にしか見えてきません。
ピカソが仏教美術に精通していたという事実は知りませんが、
芸術の根幹、あるいは人体の取るポーズは、人種・民族を超えた無意識の部分で
何かしら通底するものがあるのではないかしら?などと思えてきたのでした。
扇子を持つ女は、観る者(描いた者も含め)に慈悲を与えてくれるようなのです。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術仏像

大豆粉入りベーグル

「ファミリーマート」で見かけた新商品です。大豆粉入りベーグル
製造者は「山崎製パン」ですが、監修は
神戸市立医療センター中央市民病院栄養管理部
神戸市地域包括連携協定商品として売り出される
この「ソフトな大豆粉入りベーグル」は、
1袋当たりの糖質34.8g、235kcal とヘルシーさを強調。
ベーグルというと、もっさりした食感を思い浮かべ、
喉が渇いてしまうのですが、確かに“ソフト”です。
間に挟んだ豆乳クリームが色気を感じさせます。
地元民にはお馴染みとなる神戸市民病院だけに
フラットな安心感を覚え、トクホでも何でもないのに、
妙に身体に良い錯覚を覚えてしまう……結構な好企画、
新手の“地域食品”と言えるかもしれませんね。

テーマ : コンビニ
ジャンル : グルメ

tag : おやつ大豆豆乳

スタック

何かと定義しておいた方が、後々、役に立つ場合があります。
具体的な個々の事例を一つひとつ数え上げても、
本質をつかめていなくては、応用が利きませんし。
自動車のトラブルにおける「スタックstuck)」を取り上げてみます。
まず、「Wikipedia」の記述は以下のとおり。

 自動車が砂地や深い雪などで動けなくなること。

通常、乗り上げ脱輪とは区別されます。
つまり、スタックは事故性が無いと判断されるべき案件で、
「Wikipedia」で「亀の子」状態を併記しているのは、誤解を招くかと思われます。
ぼくとしては、「スタック」を以下のように定義します。

 車体のタイヤ以外の部分は他物に接触していないが、走行不能な状態。

タイヤが触れている物は砂、雪、枯れ葉、泥濘……何でも構いません。
タイヤが空回り、あるいは全く動かない状態で、車体はどこにも触れていない。
となれば、車体にも他物にも損傷が無いのは自明のことですから、事故性無し。
「亀の子」は乗り上げの一形態で、車体底部に損傷の可能性がありますよね? 

テーマ :
ジャンル : 車・バイク

tag : つぶやき

墨国回転豚料理

HEFEWEIZEN 「もう、何を食べてもいいですよ」
 健康診断の後、看護師に笑顔で言われました。
 空は青く晴れ上がり、日は長く……。
 大阪は天満市場へ足を運びます。
 「墨国回転豚料理 天満」は15時から営業。
 オープンなビニシー店で、ラテンな雰囲気。
 店名の表すとおり、メキシコ(=墨西哥)料理です。
 最初に利用した「墨国回転豚料理」は福島店。
 ご近所にオープンした天満店は、2度目の利用。
 夏はやはり、最初に吞むテキーラが旨い!
 くいっと、喉の奥に流し込みました。

(画像はメキシコの白ビール「Hefeweizen」。チェイサー代わりに、喉を潤してくれます)

墨国回転鶏と豚を1人前ずつオーダーした後、目につく一品を並べていきます。
アボカドと鶏肉のサラダ、ヤゲン軟骨のハバネロ焼き、小海老のアヒージョ……
テキーラの後は、白ワインをボトルで。デザートにはサボテンのアイスクリーム。
昼日中から吞み始めたため、夕方からの混雑も免れ、癒やしの一時となりました。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : 呑む

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たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
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