生命大躍進

特別展「生命大躍進」を観るためです。
サブ・タイトルは「脊椎動物のたどった道」。
ダンクルオステウスやウミサソリ(=左画像)、
ディメトロドンの実物大の復元模型、
触ってもよい三葉虫や竜脚類脛骨の化石、
各所ディスプレイで流される 4K映像など、
約40億年の生命進化の歴史を リアルに
体感できる展覧会で、老若男女が押し寄せ、
会場内は非常なにぎわいを見せていました。
☆
日本初公開となる化石も複数、展示されています。
カンブリア大爆発におけるバージェス頁岩動物群から
脊椎動物の祖先といわれる ピカイア、
カンブリア紀・最強の捕食者 アノマロカリス……
シルル期から史上最大の節足動物(2.2m!) ウミサソリ、
大阪展では複製標本となりましたが、
最古の哺乳類といわれる真獣類(=有胎盤類) ジュラマイア、
95%の全身骨格が残る霊長類 ダーウィニウス・マシラエ(=イーダ)。
イーダで、4,700万年前の化石とされていますね。
☆
エピローグに近いブースでは、現生人類に最も近いとされる
ネアンデルタール人のゲノム(全遺伝子情報)解析によって、
ネアンデルタール人と現生人類という2つの種が同時に存在し、共存していた
……即ち、2つの種の間には“交雑があった”という結論が示されていました。
さらに、ネアンデルタール人由来の遺伝子は、アジア人もかなり共有している、と。
ネアンデルタール人に最も近いのが日本人との一説もあり、非常に興味深いところ。
参考記事:ネアンデルタール人の性質を探る
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術