飛鳥大仏
![]() |
撮影OKなのが素敵! |
「飛鳥寺」の“飛鳥大仏”を鑑賞すること。
飛鳥の里には、他にも石舞台古墳など、
見所は多々ありますが、今回は泣く泣く
見送ることとなりました。前日に、近鉄駅の
改札口で、懇切丁寧に観光案内してくれた
駅員さんの勧めに従って、かめバスの
周遊券を近鉄・橿原神宮前駅の東口で
買い求めました。4、5月は増発しているよう
ですが、通常は1時間1本ペース。
飛鳥寺は、崇峻天皇元年(588)、蘇我馬子の発願。

推古天皇4年(596)に創建された日本最初の寺です。
中金堂にいらっしゃる飛鳥大仏(釈迦如来坐像)は、
推古天皇が詔した鞍作鳥(止利仏師)が制作し、
日本最古の仏像ともいわれています。
『元興寺縁起』によると、609年の完成。
いくたびもの戦乱で焼け出され、後補も多く、
現存していること自体、奇跡なのかもしれません。
銅造で、像高は275.2cm。
正面から見て、明らかに傾いで見えることや、
左側/右側から見た時の表情が異なっていることなど、
オリジナルの制作意図がそうだったのか、どうか?
想像力を刺激してやまない魅力的な仏像です。
穏やかに、簡潔な案内をしていただける住職さんもさることながら、
お寺では珍しく、仏像の写真撮影を許可してもらえるのも有り難いこと。
携帯電話でなく、ちゃんとしたカメラを持参すべきだったか?など、煩悩に駆られます。
現在の飛鳥大仏の脇侍(?)を務めるのは、阿弥陀如来像と聖徳太子孝養像でした。
お寺を西へ出て、田んぼの広がる鄙びた光景の中をしばし歩を進めると、
唐突に「蘇我入鹿首塚」に出喰わし、呆気に取られてしまいましたが。
スポンサーサイト
tag : 仏像