幻の長柄橋

大阪の天神橋筋をずっと北上していけば、
淀川に出る。大阪市北区天神橋は8丁目まで。
天神橋筋の東側が天八、西側が北区本庄東。
本庄東と大阪市東淀川区柴島との間を流れる
淀川に架かるのが、長柄橋となります。
全長656.4m、幅員20m の鋼道路橋で、
構造上の形式は、バスケットハンドル型
ニールセンローゼ橋とされています。
(画像の右手の鉄橋は、阪急・千里線)
古代の史料にも「長柄橋」の名は見え、“人柱”に関する伝説がよく知られていますが、
古代長柄橋の人柱碑が残されているのは、大阪市淀川区東三国の辺り。
淀川の位置自体が現代と異なるのですから、古代長柄橋も、現在の長柄橋と
全く異なった位置に架かっていたことになります。しかも、水害によって廃絶。
しかし、その“存在しない橋”は、人柱伝説とともに独り歩きを始め、歌に詠まれたり、
「長柄の人柱」「雉も鳴かずば撃たれまい」という諺になったりするなどして、
いつの間にやら、“幻の名橋”扱いされるに至った経緯があるそうです。
現在の長柄橋は、本体が古代長柄橋と全くの別物であるのは当然至極として、
架かっている場所すら異なる、単に名前だけを継承した格好となるのですが、
時折、見当違いの「人柱伝説」を引き合いに出して、
心霊スポットとして盛り上げようという輩を目にすることがあります……。
今の長柄橋を正確に語り伝えようとするならば、弘仁時代の人柱云々でなく、
1945年6月7日の「長柄橋惨事」からにすべきでしょう。
第3回 大阪大空襲により、長柄橋南詰では約400人の市民が亡くなりました。
編集猶予
8月21日(日)、中之島公会堂(=大阪市中央公会堂)で、同人の月例合評会。
2編の短編小説の合評を行いました。
なまじっか、巧く書ける手練(てだれ)になってくると、
何であれ、“文学的”な描写を施してしまいがちになるのが曲者です。
それが、あまりにも文学的であると感じてしまう時は、
既に手垢のついた旧い意匠に囚われてしまっているのではないか?
と一度、疑ってみることを推奨します。わざと調子を下げるというのも、テクニック。
常に一本調子の名文・美文しか作れないとあれば、新しい小説は書けないでしょう。
今後の活動予定については、月例合評会の日程調整、提出者のすり合わせ等。
打ち合わせのメインとしては、「第4回 文学フリマ大阪」の段取りです。
9月18日(日)、堺市産業振興センターにて開催されます。
ぼくらの同人は、第2回、第3回と連続参加しており、第4回も出店を決めました。
ただ今回は、同人誌の新刊発行と時期がずれるために、バックナンバーを販売。
次号発行は、2017年1月22日 開催予定の「第1回 文学フリマ京都」に照準を。
本格的な編集作業を再開するに当たり、晩秋までの猶予期間を貰えたのか?
いえいえ、堺市での「文学フリマ大阪」でも ちょっとした小冊子を作りたいのです。
詩でも、短歌でも、落語の台本でも、弾丸はなんぼでも用意できるのですから。
2編の短編小説の合評を行いました。
なまじっか、巧く書ける手練(てだれ)になってくると、
何であれ、“文学的”な描写を施してしまいがちになるのが曲者です。
それが、あまりにも文学的であると感じてしまう時は、
既に手垢のついた旧い意匠に囚われてしまっているのではないか?
と一度、疑ってみることを推奨します。わざと調子を下げるというのも、テクニック。
常に一本調子の名文・美文しか作れないとあれば、新しい小説は書けないでしょう。
今後の活動予定については、月例合評会の日程調整、提出者のすり合わせ等。
打ち合わせのメインとしては、「第4回 文学フリマ大阪」の段取りです。
9月18日(日)、堺市産業振興センターにて開催されます。
ぼくらの同人は、第2回、第3回と連続参加しており、第4回も出店を決めました。
ただ今回は、同人誌の新刊発行と時期がずれるために、バックナンバーを販売。
次号発行は、2017年1月22日 開催予定の「第1回 文学フリマ京都」に照準を。
本格的な編集作業を再開するに当たり、晩秋までの猶予期間を貰えたのか?
いえいえ、堺市での「文学フリマ大阪」でも ちょっとした小冊子を作りたいのです。
詩でも、短歌でも、落語の台本でも、弾丸はなんぼでも用意できるのですから。
tag : 同人
KAIBIGAN
メイヤー・ホーソーンの素敵なライヴの帰り、
大阪(東梅田)から地下鉄で、天六へ移動。
少し北へ歩けば、天神橋7丁目。
城北公園通に面したフィリピン家庭料理
「KAIBIGAN」を訪問しました。
店の入り口前に人だかりが出来ていて、
何やら親戚一同が集っているように見え、
時節柄、お盆での帰省を思い出しました。
店内に足を踏み入れても、日に焼けた顔に
にこにこ笑顔を浮かべた小柄な方々が、
入れ代わり立ち代わり現れて、誰が誰だか、よくわからなくなりかけながらも、
その腰の低さ、愛想の良さに、旧き良き日本人の姿を彷彿とさせられたりして。
スペイン語や現地の言葉を話されても会話にならないので、
たどたどしい日本語を話してもらい、よく冷えたビール「サンミゲル」を頂きます。
ペール・ピルセンとライト、2種類を交互に賞味しました。
既にクラブで、テキーラ・バックを呑みつつ、適当に摘まんでいたので、
がっつりとした食事は要りませんが、せっかくだから、夜食に何か見繕ってもらおう。
Adobo Manok(鶏の酢醤油旨煮)と、lumpia(春巻き)を注文してみました。
ルンピアは豚肉のミンチを使っていて、スティック状。どちらもこってり、濃いめの味。
野放図な田舎料理のようで、旨いには旨いのですが、量も多めで、夜食には重たく。
(まだ浅い時間帯の入店で、何も口にしていなければ、ビールが進んでいたでしょう)
お店を引き揚げる際も、男の子に丁重に見送られて、どうにもこそばゆかったです。

大阪(東梅田)から地下鉄で、天六へ移動。
少し北へ歩けば、天神橋7丁目。
城北公園通に面したフィリピン家庭料理
「KAIBIGAN」を訪問しました。
店の入り口前に人だかりが出来ていて、
何やら親戚一同が集っているように見え、
時節柄、お盆での帰省を思い出しました。
店内に足を踏み入れても、日に焼けた顔に
にこにこ笑顔を浮かべた小柄な方々が、
入れ代わり立ち代わり現れて、誰が誰だか、よくわからなくなりかけながらも、
その腰の低さ、愛想の良さに、旧き良き日本人の姿を彷彿とさせられたりして。
スペイン語や現地の言葉を話されても会話にならないので、
たどたどしい日本語を話してもらい、よく冷えたビール「サンミゲル」を頂きます。
ペール・ピルセンとライト、2種類を交互に賞味しました。
既にクラブで、テキーラ・バックを呑みつつ、適当に摘まんでいたので、
がっつりとした食事は要りませんが、せっかくだから、夜食に何か見繕ってもらおう。
Adobo Manok(鶏の酢醤油旨煮)と、lumpia(春巻き)を注文してみました。
ルンピアは豚肉のミンチを使っていて、スティック状。どちらもこってり、濃いめの味。
野放図な田舎料理のようで、旨いには旨いのですが、量も多めで、夜食には重たく。
(まだ浅い時間帯の入店で、何も口にしていなければ、ビールが進んでいたでしょう)
お店を引き揚げる際も、男の子に丁重に見送られて、どうにもこそばゆかったです。
tag : 呑む
スケキヨ

市川崑・監督の『犬神家の一族』(1976)を
8月19日(金)、「シネマート心斎橋」で鑑賞しました。
“角川映画”そのものとしても第1作品に該当し、
大ヒットを記録して、小説と映画のメディア・ミックスを
理想的な形で提示したもののように思われます。
(ぼくがかつてミステリー・マニアとして育ったのも、
横溝正史の角川文庫本をスタート地点としています)
飄々としていて、シャイな金田一耕助像を
新たに創り上げた石坂浩二の佇まいが良いです。
「那須ホテル」女中・はる(=坂口良子)との掛け合いが
くすぐったくも、ほんわかとした気分にさせられるのです。
原作者・横溝正史が覚束無い科白回しで、同ホテル主人役を務めているのも要注目。
内容は、横溝お得意の“見立て殺人”。犬神佐兵衛(=三國連太郎)翁の遺した
家宝「斧(よき)・琴・菊」に見立てて、遺産相続候補者の3人の孫が 次々と
殺されていくという。今回、久方ぶりに映画を観直したことになるのですが、やっぱり、
「斧(よき)」の説明は、きちんと言語化してほしかったなあ、と。
あの犬神佐清(その実、青沼静馬)が、頭部を斧で叩き割られて死ぬ訳ですが、
凶器が斧というだけでは、“湖面から突き出た両足”という死体発見シーンが???
原作だと、佐清は特に斧で殺害されたことにはなっておらず、
佐清(すけきよ)の死体が倒置させられ、下部だけが見えている状況から、金田一さんが
「よき(けす)」=「斧」の見立てである、との推理を披瀝する段取りになっています。
しかし、ノスタルジーなのか、同時代性なのか、子供心(?)には
『犬神家の一族』と『ルパン三世 カリオストロの城』(1979)が被っていて、
世界観も何もかも、共通点は無さそうなのに、どうして……と、長い間、
怪訝に感じていたものですが、嗚呼、音楽だったのか!と。カリオストロと同様に、
主題曲「愛のバラード」をはじめ、犬神家の音楽を担当していたのが、大野雄二。
ちなみに、大野雄二は 主演の石坂浩二と 慶應で同級生だったそうです。
Mayer Hawthorne
メイヤー・ホーソーンのライヴに出掛けました。
大阪のハコで演るのは初めてではないかしら? と思っていたらば、
同じ「ビルボードライブ大阪」で、5年前にも公演しているのですね。
今回は8月18日(木)18時半からのファースト・ステージに聴き入りました。
今春、リリースされた『MAN ABOUT TOWN』からの楽曲はもちろん、
過去3作のソロ・アルバムからも、名曲を取り上げてくれましたよ。
ぼくの好物は、最新作からだと「Love Like That」だったり、
前作『WHERE DOES THIS DOOR GO』(2013)からだと
「BACK SEAT LOVER」だったり……大歓喜したのは前作のボーナス・トラック
「DESIGNER DRUG」や、ジェイク・ワンとのユニット、タキシードの「DO IT」!
ビルボードライブは構造上、テーブルやカウンター席があるものですから、
全員総立ちで踊りまくり、という訳にはなかなかいかないのですが、
スタンディングの会場で、汗びっしょりになって、身体を揺らしたいものです。
バンド・メンバーは以下のとおり。
☆
Mayer Hawthorne - Vocals
Moriah Denson - Vocals
Tyler Cash - Keyboards
Christian Wunderlich - Guitar
Joe Abrams - Bass
Quentin Joseph - Drums
大阪のハコで演るのは初めてではないかしら? と思っていたらば、
同じ「ビルボードライブ大阪」で、5年前にも公演しているのですね。
今回は8月18日(木)18時半からのファースト・ステージに聴き入りました。
今春、リリースされた『MAN ABOUT TOWN』からの楽曲はもちろん、
過去3作のソロ・アルバムからも、名曲を取り上げてくれましたよ。
ぼくの好物は、最新作からだと「Love Like That」だったり、
前作『WHERE DOES THIS DOOR GO』(2013)からだと
「BACK SEAT LOVER」だったり……大歓喜したのは前作のボーナス・トラック
「DESIGNER DRUG」や、ジェイク・ワンとのユニット、タキシードの「DO IT」!
ビルボードライブは構造上、テーブルやカウンター席があるものですから、
全員総立ちで踊りまくり、という訳にはなかなかいかないのですが、
スタンディングの会場で、汗びっしょりになって、身体を揺らしたいものです。
バンド・メンバーは以下のとおり。
☆
Mayer Hawthorne - Vocals
Moriah Denson - Vocals
Tyler Cash - Keyboards
Christian Wunderlich - Guitar
Joe Abrams - Bass
Quentin Joseph - Drums
テーマ : Soul, R&B, Funk
ジャンル : 音楽
LUGG NAGG

夜は地下鉄・御堂筋線で心斎橋から淀屋橋に戻ります。
大阪の歴史的建造物、「芝川ビル」の屋上にて
催されているベトナム・スタイルのビア・ガーデン
「ラグナグ」に、19時から予約を入れていたのです。
近代建築好きのぼくは、これまでも数々のイベントで
芝川ビルを訪ねており、期間限定ながら、同ビル屋上で
開催されているビア・ガーデンにも 足を運びたく思っては
いたのですが、昨年は諸般の事情から見送られ、
今年になって ようやく 念願が叶った形となります。
ビルの地下1階に、フランス風ベトナム料理レストラン
「RIVE GAUCHE」が入っていて、そのリヴ・ゴーシュの運営による ビア・ガーデン。
玄関や階段の意匠の細部に目を遣りつつ、

(何故か、あちらこちらがマヤ・インカ文明風)
4階までの階段を上り、屋上テラスに出ます。
ビュッフェ・スタイルのベトナム屋台料理が
食べ放題で、当然 呑み放題。2時間3,900円。
前菜からデザートまで、どれも美味です。
呑んだくれるより、しっかり食べたい向きには
グリーン・カレーなども用意されていますし。
大阪市内のオフィス街のど真ん中、屋外で
夜風に吹かれて、お酒を呑む……虞や 虞や 汝を如何せん。
最初、ビールやワインで喉を潤していたぼくですが、一目惚れしたベトナム焼酎
ネプモイ(NEP MOI)に再会。ナッツのようなフレーバーが堪りません。
ロックでお代わりを繰り返し、誰も手をつけないようなので、ボトル・キープ状態でした。
野獣死すべし
大阪の「シネマート心斎橋」でも 8月13~26日にかけて
開催されている「角川映画祭」を観に出掛けました。
計29作品を鑑賞できるはずですが、
休日等の兼ね合いなどから、観られる作品は
絞り込まれてしまいます。スクリーンで、是非とも
『野性の証明』(1978)や『戦国自衛隊』(1979)を
観たかったのですが、今回は泣く泣く見送った格好。
8月16日(火)14時15分からのプログラムは、
村川透・監督の『野獣死すべし』(1980)でした。
小中学生時代に、大藪春彦が大好きだったので、
ぼくが原作贔屓な観方をするのは、仕方ないです。
ただ、『蘇る金狼』(1979)は、映画も大好きですし、
初見とはいえ、今回の『野獣死すべし』は同じ村川透・監督の続投であり、
同様に松田優作の主演とあって、その延長線上でスタイリッシュなアクション映画
かと思いきや、とんでもない怪作でした……凄過ぎて、笑ってしまいましたもの。
もう、突然、「お前、死ね」と言われる鹿賀丈史状態というか。何なんだよ!と。
原作自体は、大藪春彦のデビュー作にして、
伊達邦彦シリーズの第1作に当たります。
その同名作を基にしておきながら、
主人公の伊達が最後、狙撃されるという謎エンド。
伊達を執拗に追いかけていた柏木刑事(室田日出男)が
陽炎のようにゆらりと立ち上がって見えますが、何?
Wikipedia にも、待ち伏せていた警察隊による狙撃、
伊達の狂気が生み出した幻影、フラッシュバックなど、
諸説が挙げられていますが、主人公がおかしい!
となれば、“夢落ち”と同じで、何でも有りですものねえ。
脚本の丸山昇一が暴走してしまったのでしょうか?
そもそも、原作の伊達は大学院に席を置くインテリ。
世代的には、幼少期に第二次世界大戦によるトラウマを負っているかと思われますが、
妙なアップデートの結果、元・戦場カメラマンという設定が盛り込まれているのです。
東大経済学部(同級生に風間杜夫、岩城滉一や阿藤海)を出て、戦場カメラマン
……しかも、海外で快楽殺人に目覚めて、強制帰国させられた状態です。
単なる変態、猟奇殺人犯でしょ。銀行強盗など“金”に執着するタイプとは思えません
が、加えて、この役作りのために、奥歯を抜き、大減量したという松田優作の怪演。
夜汽車に揺られながら、リップ・ヴァン・ウィンクルの話は聴きたくないです。

開催されている「角川映画祭」を観に出掛けました。
計29作品を鑑賞できるはずですが、
休日等の兼ね合いなどから、観られる作品は
絞り込まれてしまいます。スクリーンで、是非とも
『野性の証明』(1978)や『戦国自衛隊』(1979)を
観たかったのですが、今回は泣く泣く見送った格好。
8月16日(火)14時15分からのプログラムは、
村川透・監督の『野獣死すべし』(1980)でした。
小中学生時代に、大藪春彦が大好きだったので、
ぼくが原作贔屓な観方をするのは、仕方ないです。
ただ、『蘇る金狼』(1979)は、映画も大好きですし、
初見とはいえ、今回の『野獣死すべし』は同じ村川透・監督の続投であり、
同様に松田優作の主演とあって、その延長線上でスタイリッシュなアクション映画
かと思いきや、とんでもない怪作でした……凄過ぎて、笑ってしまいましたもの。
もう、突然、「お前、死ね」と言われる鹿賀丈史状態というか。何なんだよ!と。

伊達邦彦シリーズの第1作に当たります。
その同名作を基にしておきながら、
主人公の伊達が最後、狙撃されるという謎エンド。
伊達を執拗に追いかけていた柏木刑事(室田日出男)が
陽炎のようにゆらりと立ち上がって見えますが、何?
Wikipedia にも、待ち伏せていた警察隊による狙撃、
伊達の狂気が生み出した幻影、フラッシュバックなど、
諸説が挙げられていますが、主人公がおかしい!
となれば、“夢落ち”と同じで、何でも有りですものねえ。
脚本の丸山昇一が暴走してしまったのでしょうか?
そもそも、原作の伊達は大学院に席を置くインテリ。
世代的には、幼少期に第二次世界大戦によるトラウマを負っているかと思われますが、
妙なアップデートの結果、元・戦場カメラマンという設定が盛り込まれているのです。
東大経済学部(同級生に風間杜夫、岩城滉一や阿藤海)を出て、戦場カメラマン
……しかも、海外で快楽殺人に目覚めて、強制帰国させられた状態です。
単なる変態、猟奇殺人犯でしょ。銀行強盗など“金”に執着するタイプとは思えません
が、加えて、この役作りのために、奥歯を抜き、大減量したという松田優作の怪演。
夜汽車に揺られながら、リップ・ヴァン・ウィンクルの話は聴きたくないです。
UNIC
「ユニック(車)」と言われて、おわかりになるでしょうか?
「ユニック」とは(トラック)搭載型クレーンを指しますが、
古河グループに属する「古河機械金属」の登録商標となっています。
同社の連結子会社として、ユニック事業を行う社名も「古河ユニック」。
似たような車として、クレーン車やレッカー車もありますが、
ユニック車は、一般的なトラックのシャーシをサブフレームで補強。
積み降ろし用クレーン装置と、貨物積載用の荷台の双方を備えています。
(クレーン車にクレーンは備わっていますが、荷台のスペースはありません)
ステイプラーを「ホッチキス」(登録商標)と呼び習わすようなものですから、
古河グループ以外のメーカーが生産しているユニック車(通称)も存在します。
例えば、「TADANO」では「カーゴクレーン」、
「加藤製作所」では「積載型クレーン」とのネーミングが為されているようです。
そもそも、「ユニック」という言葉自体が造語なので、
“積載型クレーン”の方がわかりやすいような気もしますが、
「世界の全ての人々のクレーン(UNIversal Crane)でありたい」という願い
と、「一角獣(UNICorn)」のイメージを基に名付けられたそうです。
「ユニック」とは(トラック)搭載型クレーンを指しますが、
古河グループに属する「古河機械金属」の登録商標となっています。
同社の連結子会社として、ユニック事業を行う社名も「古河ユニック」。
似たような車として、クレーン車やレッカー車もありますが、
ユニック車は、一般的なトラックのシャーシをサブフレームで補強。
積み降ろし用クレーン装置と、貨物積載用の荷台の双方を備えています。
(クレーン車にクレーンは備わっていますが、荷台のスペースはありません)
ステイプラーを「ホッチキス」(登録商標)と呼び習わすようなものですから、
古河グループ以外のメーカーが生産しているユニック車(通称)も存在します。
例えば、「TADANO」では「カーゴクレーン」、
「加藤製作所」では「積載型クレーン」とのネーミングが為されているようです。
そもそも、「ユニック」という言葉自体が造語なので、
“積載型クレーン”の方がわかりやすいような気もしますが、
「世界の全ての人々のクレーン(UNIversal Crane)でありたい」という願い
と、「一角獣(UNICorn)」のイメージを基に名付けられたそうです。
tag : つぶやき
creative freedom
Maxwell の新譜が届きました。
今回の『black SUMMERS' night』は
三部作の2作目に当たります。
前作『BLACKsummers'night』(2009)
発表から7年が経過しましたが、結果オーライ。
同時に届いた Keith Sweat の新作と併せて
この夏後半のヘヴィー・ローテーションですね。
ところで、今作のリリース、さらには待望の初来日公演
(残念ながら大阪公演の予定無し)に合わせて、インタビューが行われています。
そのうち、殿下にまつわる興味深い質疑応答の個所だけ、引用させていただきます。
☆
――プリンスの死の直後、「新作はプリンスに捧げる("the new album aka #summers is dedicated to" #prince)」とツイートしていましたね。“Ⅲ”でのボーカルなどはプリンスを思わせます。亡くなる前に録音されていたと思いますが、『SUMMERS』の制作にあたってプリンスを意識した面はありましたか?
「というか、今回に限らず、プリンスは常に僕の中では大きな存在だったんだ。そしてこれからも、僕の音楽の礎であり続けるだろう。彼とマーヴィン・ゲイ、カーティス・メイフィールドあたりのアーティストたちは。当然 このアルバムを作っていた当時、まだプリンスは生きていたわけだけど、その後亡くなったことで、彼がいかにパワフルな存在で、僕のキャリアを通じていかに大きな影響を与えてくれたのか、改めて思い知らされたところがあった。それで、アルバムを捧げたくなったんだ」
――あなたにとって プリンスはどのような存在でしたか?
「そうだな……完全なるクリエイティヴ・フリーダム、かな。唯一無二の音楽的感性。そして、ひとりの人間として、またアフリカン・アメリカンとして、我々がなり得る究極の、最高の在り方を提示していた。彼は本当に、僕にとってたくさんのことを象徴していたんだ」
☆
音楽家でも何者でもないぼくにとっても、殿下が非常に大きな存在であり、
“音楽的な何か”の礎であることは、マックスウェル同様、深く首肯させられるところ。
そうして、その殿下的なるものが一体、何だったのか?という点については、
「クリエイティヴ・フリーダム」の一語が、端的に言い得ており、妙か、と。
創造する者は、常に、いつ何時でも、絶対的に“自由”であらねばなりません。
関連記事:MAXWELL interview
今回の『black SUMMERS' night』は
三部作の2作目に当たります。
前作『BLACKsummers'night』(2009)
発表から7年が経過しましたが、結果オーライ。
同時に届いた Keith Sweat の新作と併せて
この夏後半のヘヴィー・ローテーションですね。
ところで、今作のリリース、さらには待望の初来日公演
(残念ながら大阪公演の予定無し)に合わせて、インタビューが行われています。
そのうち、殿下にまつわる興味深い質疑応答の個所だけ、引用させていただきます。
☆
――プリンスの死の直後、「新作はプリンスに捧げる("the new album aka #summers is dedicated to" #prince)」とツイートしていましたね。“Ⅲ”でのボーカルなどはプリンスを思わせます。亡くなる前に録音されていたと思いますが、『SUMMERS』の制作にあたってプリンスを意識した面はありましたか?
「というか、今回に限らず、プリンスは常に僕の中では大きな存在だったんだ。そしてこれからも、僕の音楽の礎であり続けるだろう。彼とマーヴィン・ゲイ、カーティス・メイフィールドあたりのアーティストたちは。当然 このアルバムを作っていた当時、まだプリンスは生きていたわけだけど、その後亡くなったことで、彼がいかにパワフルな存在で、僕のキャリアを通じていかに大きな影響を与えてくれたのか、改めて思い知らされたところがあった。それで、アルバムを捧げたくなったんだ」
――あなたにとって プリンスはどのような存在でしたか?
「そうだな……完全なるクリエイティヴ・フリーダム、かな。唯一無二の音楽的感性。そして、ひとりの人間として、またアフリカン・アメリカンとして、我々がなり得る究極の、最高の在り方を提示していた。彼は本当に、僕にとってたくさんのことを象徴していたんだ」
☆
音楽家でも何者でもないぼくにとっても、殿下が非常に大きな存在であり、
“音楽的な何か”の礎であることは、マックスウェル同様、深く首肯させられるところ。
そうして、その殿下的なるものが一体、何だったのか?という点については、
「クリエイティヴ・フリーダム」の一語が、端的に言い得ており、妙か、と。
創造する者は、常に、いつ何時でも、絶対的に“自由”であらねばなりません。
関連記事:MAXWELL interview
テーマ : Soul, R&B, Funk
ジャンル : 音楽
tag : 黒い音
菱や
夏バテかしら? 最近、食欲が無くて……。
そんな訳で、非常にイージーな選択ですが、
昼食に鰻を食べることにしたのです。
大阪・中津の「菱や」を訪れたのは8月12日のお昼。
サービス・ランチとして、う巻き丼(980円)を提供。
リーズナブルな価格設定に釣られて、
迷うことなく、う巻き丼を注文してしまいました。
蓋を開けた丼いっぱいに広がる う巻き……
漬物とお吸い物も付いています。
がっつり鰻を食べようという向きには肩透かしですが、
優しい卵の味がたれと相まって、ご飯は進みます。
普通に鰻丼の方が良かったかなあ?と、沈思。
ビールの入ったコップを傾けながら、機会があれば、
夜に訪問し、鰻をアテに試してみるか、とも考えてみます。

そんな訳で、非常にイージーな選択ですが、
昼食に鰻を食べることにしたのです。
大阪・中津の「菱や」を訪れたのは8月12日のお昼。
サービス・ランチとして、う巻き丼(980円)を提供。
リーズナブルな価格設定に釣られて、
迷うことなく、う巻き丼を注文してしまいました。
蓋を開けた丼いっぱいに広がる う巻き……
漬物とお吸い物も付いています。
がっつり鰻を食べようという向きには肩透かしですが、
優しい卵の味がたれと相まって、ご飯は進みます。
普通に鰻丼の方が良かったかなあ?と、沈思。
ビールの入ったコップを傾けながら、機会があれば、
夜に訪問し、鰻をアテに試してみるか、とも考えてみます。
tag : 呑む