ダリ版画展

「ダリ版画展―もうひとつの顔―」を観に行きました。
同時開催「ダリ展」と併せて鑑賞予定だったところ、
時間的な都合、精神的な余裕を鑑みて、
日程をずらしたのではありますが……。
ダリとはいえ、版画、挿絵ならば余技とも言えそうで、
正直、小品と舐めていた側面は否めません。
確かに目を剥くような大作は無かったのですが、
個々の版画作品の質・量に圧倒されまくり、
頭がくらくらしてしまいました。「京都市美術館」でも
『不思議の国のアリス』や『ドン・キホーテ』の挿絵が
観られたのですが、こちらは200点以上の出品。
柔らかい時計、蟻、犀、宇宙象、松葉杖など、
ダリ世界を構成する偏執的なイメージが、あちらこちらから襲い掛かってくるよう。
この猛暑日の続く季節に、京都でダリ展2本立てとは恐れ入りました。
総量を3分の1~4分の1くらいに割り振って、会期を延長して観せてもらえたら
……なんて弱気にもなりましたが、2時間くらいかけて4Fの会場を2巡したのでした。
『新曲』の「地獄篇」、『毛皮を着たヴィーナス』の挿絵に惚れ込み、耽溺しました。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術
tag : 美術