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お笑い怪談噺の夕べ vol.10

お笑い怪談噺の夕べ 8月12日(金)、「天満天神繁昌亭」へお出掛け。
 先月下旬にも初日を楽しんだ「お笑い怪談噺の夕べ
 vol.10
」の中日(全5日の日程の3日目)となります。
 出演者とその順番も同じで、演目だけが異なります。
 中央列の左端の席で、ゆったりとした気分で聴きました。
 笑福亭たま陰陽師」で始まりましたが、
 女性客のリクエストに応え、枕代わりにショート落語
 ショート落語目当てで、たまさんの独演会に行くくらい
 ぼくも好きですし、ビギナーにも取っ付きやすいです。
 林家染雀腕喰い」は、ホラーな展開をものともせず、
 どこか底が抜けている若旦那のキャラが愛おしくて……。
 桂米左の「五光」は今回もレア・ネタ。
珍品というだけで受けない噺だと、ぼやきながらも、米朝師匠亡き後、
「五光」を演じるのは自分だけだと言う米左さんに、落語への“愛”を感じさせられます。
仲入りを経ての講談は、旭堂南鱗応挙と幽霊の花魁」。
講談で語られている円山応挙が、落語によく出てくる絵師と大して変わらないようで、
長崎に遊びに行った京都の絵師なら誰でもよくない? 人物造形が気になりました。
それとも当時、長崎まで物見遊山に行ける京都の絵師は数えるほどしかいない? 
“幽霊画”と言えば、応挙ではあるんでしょうが。ぼくは身勝手に、
(応挙の描く)幽霊は足が無い ⇒ あし(=お金)が無いで落とすのか、と妄想。
トリが笑福亭福笑「幽霊狂詩曲」となり、やはり、福笑さん自身の創作落語。
大盛り上がりの中、例の“幽霊”が登場し、蒟蒻で客席を沸かしていました。
お盆休みに入っていたせいか、遠方からの来場者、落語初心者が多くて、
それが興行的に良い方向に作用しているなあ、と陶然とした心持ちでした。
終演後、“幽霊”(=染雀さん)との記念撮影は盛況につき、順番待ちとなり、
並んでいる時間が無かったので、遠巻きに眺めて、名残惜しく会場を去りました。
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テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

tag : 落語こんにゃく

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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