旧桜宮公会堂(再掲含む)
夏も終わりかな、と思い始めて、8月30日(火)、
予約を入れていた「旧桜宮公会堂」の
ビア・ガーデンに出掛けました。
国指定重要文化財である同公会堂は、
婚礼会場やレストランとして有効活用され、
夏場はビア・ガーデンも開催されているのです。
“大阪最古の文化財”を眺めながら、
ビールを呑む――最高ではありませんか。
旧桜宮公会堂は現在、大阪の大蔵省造幣局と
国道1号を挟んだ敷地内に在ります。
国道1号が設けられる前は、造幣局の敷地としてつながっていたことになりますが、
現在はこの「桜之宮公園」泉布観地区に、「泉布観」と並んで建っています。
鉄骨鉄筋コンクリート造 地下3階建て、延べ床面積1,000平方mの建築物。
建物本体は、1935年に「明治天皇記念館」(後に「聖徳館」と改称)として建設。
その際、老朽化のため取り壊されていた造幣寮(現・造幣局)の金銀貨幣鋳造所の
正面玄関の保存石材が、同記念館に移築されたのでした。
この正面玄関を設計したのが、並び建つ
「泉布観」と同じく、外国人技師、トーマス・
ジェームズ・ウォートルス(1842~1898)。
ポーチには、6本の青竜山石の列柱が並び、
屋根は銅板葺きの切り妻造り、
玄関扉の両脇の窓はアーチ型です。
1871年に竣工された当時のままとあり、
大阪府最古の洋風建築として
重要文化財の指定を受けているのです。
同じタイミングで国指定重要文化財となった泉布観と異なり、
明治天皇記念館(の名称)の変遷は激しいものです。
昭和23年(1948)、「桜宮公会堂」と改称。
1950年、2階に大阪市立図書館(桜宮図書館)が移転。
昭和31年(1956)の国重要文化財指定を経て、1980年には図書館撤退。
昭和59年(1984)、学校教育の振興施設「ユースアートギャラリー」として改装、
平成19年(2007)に同ギャラリー廃止。リノベーション後、
婚礼施設兼レストラン「旧桜宮公会堂」の開業が、平成25年(2013)となります。
当日は台風12号が去ったばかりで、夕刻は風が強くて、
紙皿やプラ・コップが吹き飛ばされたり、カセットこんろの火勢が弱まったり、
(隣のテーブルでは火が食器入れに燃え移ったりしていました!)
BBQの肉質が今いちかな? 野菜が少ない、酒類が多くない……と
いろいろありましたが、それもまたよし。些細なトラブルは日々のスパイス。
大川を渡る夜風に涼み、ライトアップされた近代建築の名作を間近に
呑めるシチュエーションだけで大満足なのでした。夏の終わりに乾杯!

予約を入れていた「旧桜宮公会堂」の
ビア・ガーデンに出掛けました。
国指定重要文化財である同公会堂は、
婚礼会場やレストランとして有効活用され、
夏場はビア・ガーデンも開催されているのです。
“大阪最古の文化財”を眺めながら、
ビールを呑む――最高ではありませんか。
旧桜宮公会堂は現在、大阪の大蔵省造幣局と
国道1号を挟んだ敷地内に在ります。
国道1号が設けられる前は、造幣局の敷地としてつながっていたことになりますが、
現在はこの「桜之宮公園」泉布観地区に、「泉布観」と並んで建っています。
鉄骨鉄筋コンクリート造 地下3階建て、延べ床面積1,000平方mの建築物。
建物本体は、1935年に「明治天皇記念館」(後に「聖徳館」と改称)として建設。
その際、老朽化のため取り壊されていた造幣寮(現・造幣局)の金銀貨幣鋳造所の
正面玄関の保存石材が、同記念館に移築されたのでした。

「泉布観」と同じく、外国人技師、トーマス・
ジェームズ・ウォートルス(1842~1898)。
ポーチには、6本の青竜山石の列柱が並び、
屋根は銅板葺きの切り妻造り、
玄関扉の両脇の窓はアーチ型です。
1871年に竣工された当時のままとあり、
大阪府最古の洋風建築として
重要文化財の指定を受けているのです。
同じタイミングで国指定重要文化財となった泉布観と異なり、
明治天皇記念館(の名称)の変遷は激しいものです。
昭和23年(1948)、「桜宮公会堂」と改称。
1950年、2階に大阪市立図書館(桜宮図書館)が移転。
昭和31年(1956)の国重要文化財指定を経て、1980年には図書館撤退。
昭和59年(1984)、学校教育の振興施設「ユースアートギャラリー」として改装、
平成19年(2007)に同ギャラリー廃止。リノベーション後、
婚礼施設兼レストラン「旧桜宮公会堂」の開業が、平成25年(2013)となります。
当日は台風12号が去ったばかりで、夕刻は風が強くて、
紙皿やプラ・コップが吹き飛ばされたり、カセットこんろの火勢が弱まったり、
(隣のテーブルでは火が食器入れに燃え移ったりしていました!)
BBQの肉質が今いちかな? 野菜が少ない、酒類が多くない……と
いろいろありましたが、それもまたよし。些細なトラブルは日々のスパイス。
大川を渡る夜風に涼み、ライトアップされた近代建築の名作を間近に
呑めるシチュエーションだけで大満足なのでした。夏の終わりに乾杯!
スポンサーサイト