fc2ブログ

蓮月茶や

若冲を愉しんだ後、神宮通を南下すると、蓮月茶や_とうふ料理コース
あおくすの庭を過ぎ、「青蓮院門跡」に
差し掛かります。日も暮れる頃合いとなれば、
豆富料理蓮月茶や」の明かりが灯っており、
夜は17時からの営業となっていました。
今更ですが、大田垣蓮月(1791~1875)は
幕末の歌人で、京都知恩院門跡に勤仕する
大田垣光古の養女だったようです。
尼僧にして歌人・陶芸家……豆腐業界的には
おかべとお野菜さへあれば何も要らぬ
との言葉を残したことで著名。これまた今更ながら、“おかべ”は豆腐の女房言葉。

蓮月茶や_湯どうふ そんな豆腐好き、蓮月の名を冠した料理屋の
 暖簾をくぐると、予約もしていないのに、
 席を取れるか、お伺いを立ててみたのです。
 幸い、「18時半までならば」と時間制限こそ
 設けられましたが、入店許可を得られました。
 全11品のとうふ料理コース(3,500円)のみ。
 アルバイトの男の子たちが初々しい。
 個別のお品書きは――梅酒、生麩のしぐれ煮、
 滝川豆富、かにみそ豆富、生麩田楽、生ゆば、
豆富グラタン、ゆば煮と高野豆富、湯どうふ、御飯、香の物、デザート。
瓶ビールの後は、いつもの松竹梅「豪快」。後に紅葉見物を控えていたので、
(結果的に)時間制限を課せられていたことも、願ったり、叶ったりでしたねえ。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : 豆腐呑む

知恩院の紅葉

京都市美術館で伊藤若冲を愉しんだ後、神宮通を南下。
青蓮院門跡」の前で夕飯を頂くと、「知恩院」へ足を向けます。
昨年は諸般の事情で流れてしまった夜の紅葉見物のリベンジ。
秋の紅葉ライトアップ2016」と謳い、LEDライトを積極使用し、
拝観料800円ですか。“三門”(≠山門)の横手から入り、女坂を上ります。
宝佛殿に入ると、皆が「南無阿弥陀佛」を唱えながら、木魚叩き。
念仏の終わった後、阿弥陀如来立像四天王立像を拝みました。
宝佛殿前の池に架かる橋を渡って、納骨堂にも上がってみます。
再び女坂を下り、日本最大級の木造二重門にして国宝の三門へ。
三門とは、「空門」「無相門」「無願門」を表す「三解脱門」の謂い。
高さ24m、横幅50mで、元和7年(1621)、徳川秀忠の建立です。
綱を伝って急な階段を昇り、回廊を歩くことが出来ました。
仏堂となっている楼上内部は透かし見ることしか許されませんでしたが、
三門上層部から眺める京都市や、知恩院境内の眺めは素敵でした。
山門を出ると、女坂の上り口の右手から「友禅苑」へ入ります。
友禅染の始祖、宮崎友禅斎を記念した池泉式庭園ですが、
ライトアップされた紅葉を愛でるという意味では、最もわかりやすいか、と。
茶室「華麓庵」や「白寿庵」も設けられていますが、
東山の湧き水を引き入れた補陀落池に、すっくと立つ
聖観音菩薩立像高村光雲・作であるとは、後に知りました。

知恩院_三門(2016_11_18)知恩院_三門より(2016_11_18)友禅苑(2016_11_18)

テーマ : 神社仏閣
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 仏像

若冲の京都

若冲の京都(2016_11_18) 11月18日(金)、京都市美術館へお出掛け。
 「若冲の京都 KYOTOの若冲」観賞が目的
 でしたが、大規模改修中の真っただ中となり、
 仮囲いが美術館の外周に延々と続くためか、
 「開館中です」の注意書きが目に入るまで、
 落ち着かない気分を抱え込んだままでしたよ。
 伊藤若冲の生誕300年記念企画としては、
 東京都美術館で春先に開催された「若冲展」の
 ラインアップに若干劣る嫌いはありますが、
そもそも、京都という街が若冲の地元なので、目くじら立てて、
あれが無い、これが無いと論う必要も無いでしょう。古都のあちこちに
所蔵されている若冲の作品をぼちぼちと、気分に任せて観て回ればよいのです。
この日、愉しかったのは「象と鯨図屏風」(ぼくの好きな「MIHO MUSEUM」所蔵)、
髑髏図」、古地図マニアの心くすぐる「石峰寺図」、アブストラクト志向の「橋脚図」、
何遍でも笑える「果蔬涅槃図」……草木国土悉皆成仏ですね。会場も大盛況でした。

参考文献:狩野博幸【監修】 ペン編集部【編】『若冲 その尽きせぬ魅力』(CCCメディアハウス)

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術

... & BRAVE

 同人誌の編集作業が難航している。
 何よりも絶対的な時間不足。
 協力を申し出てくれている他同人らを
 校正に駆り立てようにも、
 元になる再校データを準備できておらず。
 次週、Con Brio のライヴに出掛ける予定
 だったのに、垂れ込める暗雲……。
 ジョージ・クリントンのライヴは、当初から
見送る腹積もりだったとはいえ……来月第1週末のKing のライヴも難しそうだなあ。
5月の来日に続いて、年末もキングを生で聴ける!と期待していたのだけれど)
小説は好きだよ。しかし、音楽不足は、ぼくらの余命を確実に縮めてしまうだろう。

テーマ : Soul, R&B, Funk
ジャンル : 音楽

tag : 黒い音同人

カルメネール

猟師な料理人(or 料理する猟師)に教えていただいたワインが「カルムネール」。
(銘柄は「Vina Falernia」だったかな? 自信が無いです。ごめんなさい)
カルメネールCarmenère)」とも「カルメネーレ」ともいわれますが、
チリで独自に栽培されている黒葡萄の品種名です。
1850年代、害虫のフィロキセラ(葡萄根油虫)によって、原産地のヨーロッパは
フランスのボルドー地方で、カルメネール種が全滅してしまいました。
19世紀半ばにチリに持ち込まれていたカルメネールが生き残っていた訳ですが、
以前は同時期に渡ってきたメルロ種と混同されたまま。1994年、DNA鑑定により
カルメネールと同定され、ようやくチリの特産品種として注目を浴びるに至りました。
ウイスキー同様、樽熟成を経て、珈琲やチョコレートにも似た香味を併せ持ちます。
肉の味をしっかり訴えてくるジビエ料理との相性の良さは、猟師な人の言うとおり。

参考記事:ワインの基礎知識 カルメネール

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : 呑む

猟師のイタリアン

Cacciatore_Yamagami_アミューズ 「猟師が営む街の小さなイタリアン」の惹句に
 釣られて、「Cacciatore Yamagami」に
 お邪魔しました。前日の夜に予約済み。
 大阪・中津は普段ぷらぷら歩き回る土地だし、
 よくランチに使う「吉祥楼」の隣ではあるし、
 前々から気にはしていたのです。
 心遣いの細やかな店主一人が切り盛りする
 お店のカウンター席で、快く食事できました。
 同店名物のすだちパスタも噂に違わず、絶品。
焼きたてのフォカッチャを摘まんだ後から、メインのジビエは、蝦夷鹿のロースト
本州鹿の赤ワイン煮込みから選ぶ形で、ぼくは蝦夷鹿をチョイス。
ドルチェと共に、「メーカーズマーク」もロックで愉しみました。
他のカウンター客や、奥の個室を利用する家族客らと店主の会話を漏れ聞いて、
地元に愛されているお店だな、と羨望。この日は兵庫県が鹿や猪などの狩猟解禁日
猪猟、交通事故に遭った鹿や猪、東北地方のマタギのお話なども面白かったです。

(コース全体を通して頂いたボトルの赤ワインについては、また後ほど記すことに)

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : 呑むウイスキー

自動車専用道路

ランプ橋の話をした時に、お約束していた「自動車専用道路」に関するメモ。
自動車専用道路に関しては、「道路法第48条の2 に定められています。
道路管理者が指定した、自動車のみの一般交通の用に供する道路、または
道路の部分を指しますが……わかったような、わからないような法律文章ですねえ。
逆から、行きましょう。日本国内で、自動車が高速かつ安全に走行できる構造の
専用道路を「高規格幹線道路」と呼んでいます。この高規格幹線道路から
高速自動車国道(=高速道路)」を差し引いたものが、ほぼ自動車専用道路。
ぶっちゃけ、高速道路+自動車専用道路=高規格幹線道路 と考えてOKでしょ。

さて、そこで問題です。高速道路では、「道路交通法」により、最低速度50km/h
最高速度100km/h と定められています。一方で、牽引状態での車両については、
同法施行令第12条第1項により、法定最高速度40km/h とも決められています。
となれば、レッカー車は高速道路を走行できないのでしょうか? 
出来るのであれば、それは何故でしょうか? 

続きを読む

テーマ : つぶやき
ジャンル : 車・バイク

tag : つぶやき

飛び鳥居(再掲含む)

飛び地が好きです。特殊な閉鎖空間、隔離された御霊神社の鳥居(2016_09_30)
サンクチュアリといったイメージをこよなく愛しています。
(おそらく、孤島ミステリーや密室物への偏愛もそのせい)
地図を見ていて、飛び地を発見すると、どきどきしますね。
右の画像は、本年9月30日の「船場で遊ぼう!」にて、
大阪市中央区を散策している時に見つけた物件です。
結論だけ先に言えば、「御霊神社」の神宮寺となる
宝城寺」の南側の敷地に在った鳥居だけが、単独で
残されてしまった物です。“神宮寺”は、神仏習合により
神社に付属して建てられた寺社ですが、明治時代の
神仏判然令」(=神仏分離令)によって切り離されて
しまいます。その結果、宝城寺が無くなり、御霊神社の
南側にぽつねんとして鳥居だけが出現する、奇妙な
光景を目にすることになる訳ですね。下記は大阪市北区野崎町の「龍王大神」の例。

龍王大神 2013年10月11日の「日記」より ⇒ 龍王大神
              (一部、表記を改めました)

 大阪の道路のあちこちに樹木が植わったまま、
 手付かずになっている場所が在る。
 例えば、これは大阪市北区野崎町の「龍王大神」の銀杏

 古くは、「太融寺」の境外社だった所らしく、
 車道を通す際、この銀杏も伐採されようという折、
 工事に関わる人らが事故に巻き込まれたそうで、
 祟りを恐れ、神木として敬い奉られるようになったという次第。

 大阪では、白蛇や大蛇を「(みぃ)さん」と呼ぶ。
 銀杏の木には、巳さんが棲みついていたのだろうと
 まことしやかに言い伝えられている……。


       ☆
ところで、特異な二重飛び地の例としては、あの「伊丹空港」が頭に浮かびます。
大阪・豊中市(の飛び地)を池田市が囲み、その池田市の周りが豊中市である
という、何とも複雑怪奇な境界線が錯綜する現場です。
加えて、兵庫県・伊丹市も交じっての三つ巴状態ですから、飛び地マニアの聖地?!

参考記事:大阪・伊丹空港、飛び地また飛び地の謎

テーマ : 神社仏閣
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡樹木

「慈尊院」の秘仏

今年の「公開講座フェスタ」で受講した1コマ、
高野山町石道をめぐる歴史と文化」において、
高野山町石道が“両界曼荼羅”になぞらえられることはお話ししました。
その際、「慈尊院」から壇上伽藍までの胎蔵界、180尊(=180基)のうち、
大日如来と目されているのが慈尊院の秘仏、「木造弥勒仏坐像
であることにも触れましたが、どのくらいの秘仏かというと、
基本的には、21年に1度の開扉とされているのでした。
が、実は昨年(2015)が「高野山開創1200年」であったことから、
4月2日~5月21日の50日間、特別開扉が実施されていたのですよ。
ぼくは昨年5月20日(水)、朝から単身、拝観に訪れています!
そんな訳で、高野山町石道の中でも重要な位置を占める秘仏を
ちゃんと自分の目で見たことを想起し、講義中、内心の喜びに浸っていたものです。
大河ドラマ「真田丸」の影響で、近頃の和歌山県・九度山町真田幸村ブームに
沸き立っているようですが、2015年は地味なものでした。慈尊院が無ければ、
柿の郷”であることくらいしか、アピールする要素は見当たらなかったような気が……。

参考記事:慈尊院弥勒仏ご開帳によせて「秘仏発見物語を振り返る」 【2015.3.14】

テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 講座仏像史跡

鶴見緑地の秋

花博記念公園鶴見緑地」を訪れるのは、風車とコスモス
何年ぶりのことでしょうか? 本当に久しぶり。
大阪市鶴見区に在り、地下鉄で行く場合、
長堀鶴見緑地線・鶴見緑地で下車します。
平成2年(1990)の「国際花と緑の博覧会
花の万博)」の会場跡地となります。
今回は午後3時近くの入園となったので、
中央口から入ると、中央噴水の水しぶきをくぐり、
大池を半周。国際庭園のいくつかを経巡り、
(秋バラの開花時期も過ぎ去った)バラ園から
風車の丘へ下っていきました。風車という絵面から、春先に咲き誇るチューリップ畑の
印象が強かったのですが、現在はコスモス畑。秋風が人肌恋しさを募らせてくれます。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき

カレンダー
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
Access Counter
総閲覧者数:
Online Counter
現在の閲覧者数:
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリー
プロフィール

ぽか

Author:ぽか
⇒ 旧プロフィール

歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

リンク
月別アーカイブ
検索フォーム
Amazon
QRコード
QR
RSSリンクの表示
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メルマガ登録はこちらから
購読希望者はメール・アドレスを書き入れて「送信」してね!
SOUKEN