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上田酒店

2016_11_01 11月1日(火)の昼下がり、缶酎ハイ1本を空けて外出。
 大阪・天満から天五中崎通商店街を経て、梅田へ歩く。
 夜から九条の「シネ・ヌーヴォ」で映画を観る予定。
 日はまだ高く、時間潰しを兼ねて、ちょっと呑もうかと
 大阪駅前ビルへ向かいました……昔、D印刷のI 部長に
 連れて行ってもらったことなどを懐かしく思い起こして、
 駅前第1ビル1階の「上田酒店」へ飛び込んでみます。
 庶民派の典型的な“角打ち”で、小柄なお爺ちゃんが
 早くも出来上がっていました。瓶ビールの後は冷酒を。
 カウンターの前でぐつぐつ煮えているおでんを頂き、
 冷や奴も賞味しました。焼き鳥もメニューにありますが、
 注文した後で、缶詰を温めた物だったと思い出します。
目の前の冷蔵ケースの中の一品が、おからなのか? ポテト・サラダか? 
拘泥しているうちに、店内も混み出してきたようです。
……もう2時間ばかりが経過したかしら? 地下鉄の駅まで足を運んでいると、
淀屋橋の袂で、「夫の下に戻りたい」と女の人の泣き声が聞こえてきました。
突然の徒労感に打ちひしがれ、今夜、映画を観るのはよそうと自分自身に呟いて。
ヤン・シュヴァンクマイエルは観たかったにせよ、その夜ではありませんでした。
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テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : 呑むおでん豆腐

★ 2016年10月に読んだ本 ★

宮沢賢治『銀河鐵道の夜』(青空文庫)……マイ・クラシック。
お兄ちゃんと妹『図でわかる! 妹に教えたい世界のしくみ 境界線編』(笠倉出版社)
太宰治『人間失格』(集英社文庫)……マイ・クラシック。
太宰治『直筆で読む「人間失格」』(集英社新書)
高橋源一郎『非常時のことば』(朝日文庫)
宮沢賢治『烏の北斗七星』(青空文庫)
宮沢賢治『ポラーノの広場』(青空文庫)
井上荒野『だれかの木琴』(幻冬舎文庫)
 ……映画の方が極めて“小説”的な言い訳に満ちていたという、妙な倒錯感。
 親海小夜子が極めて凡庸で、魅力が皆無。美容師の山田海斗らも嫌な感じ。
 (おそらく映画はヴィジュアル的に見栄えがしなければ、鑑賞に耐えない訳で)
 他方、小説という言語の構成物は、醜いものでも面白く読ませることが可能か。
藤田慎一郎・編『大原美術館』(日本文教出版)
有栖川有栖『46番目の密室』(講談社文庫)
有栖川有栖『ダリの繭』(角川文庫)
小寺賢一『酒場図鑑』(技術評論社)
有栖川有栖『海のある奈良に死す』(角川文庫)

テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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