泥酔街道

夕映えがぎらぎらと西の空を染め、命短し、今宵ばかりは
今宵の酒を呑まねばならぬ、と梅田へ戻るや否や、
JR大阪環状線に乗り換えて、地元・天満を闊歩しました。
数日前に、おでんプログラムの再開を企むと同時に、
鍋プログラムの再開も企図しない訳はなく、
今回、「鍋プログラム(8)」を実施する店として、
白羽の矢を立てたのが、数年ぶりの入店となる
丹波 鍋ホルモン「かわむら」です。昔は頻繁に
利用していたなあ……と懐かしくなったのが、
「トーヨー新報」食客日記の過去ログを見て。
同行していた相方が、過日、TVで紹介されていた
「かわむら」に行きたいと言うもので、案内したのですが。
丹波で特注したホルモン鍋(中心が丸く窪んだ鉄板)は

昔と変わらず。若くて綺麗な女子店員を揃えている点も、
変わりません。ただ、店主が4年前から代わった模様。
丹波のオーナー(姉)の弟に当たるとか、聞いたような。
一方、オープン当初の店主はどこやらに移ったらしく、
現・店主がその以前の若い男性店主に対して、かなりの
こき下ろしよう。「マスター」でも「大将」でも何でもない!
と、客であるぼくにまで突っかかってくる感じで、どうにも
弱らされました。前・店主の言うこと、為すこと、何もかも
全否定する有り様に、ホルモン鍋はあの頃と変わらず
美味しいのだけどなあ……国産白ワインを空けながら、
サービス・マインドって何だっけ? 店の内情を客に
押し付けられても、困るんだよなあ、などと物思い。
予約無しで席に座れたのが奇跡のような繁盛具合でしたが、頑固親爺は苦手です。
その場は大人しく引き揚げたのですけれど、抑えた分だけ、内に籠もった酔いは……。
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