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会議所からの手紙

今秋(9月14日~11月23日)も参加した、古典芸能×近代建築を愉しむイベント
船場を遊ぼう」のメイン(?)は、「ディープに巡る!五代友厚クイズラリー
だったと目しているのですが、その商品が当選していたようで、美術館からの帰り、
マンションの郵便受けに、大阪商工会議所からの茶封筒が届いていました。
当たった賞品は、「大阪企業家ミュージアム」の招待券……う~む。ちょっと、
微妙ですかねえ。昔、当選したことのある近代建築マップやポスト・カードの方が
ありがたかったかもしれません。もちろん、せっかくですから、折を見て
見学に出掛けることにはなりますが。しかしながら、ぼく同様にイベントに参加した
相方の下に商品はいまだに届いていないと聞かされました。参加賞も含めて、
外れは無いはずなんだけどなあ……会議所に問い合わせてみなければ。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築

炉阿

あべのハルカス美術館」ではスタンプ・カードを配布していて、
スタンプの数に応じて、特典が得られます。
2016年は「長谷寺の名宝と十一面観音の信仰」展に始まり、
世界の棟方志功」展まで足を運んだので、計4個のスタンプ。
特典は当日券の200円引きとオリジナルのクリア・ファイルでした。
観に行かなかったのは「スター・ウォーズ展」だけになるなぁ……。
       ☆
美術館を出た後、「森田屋」を覗いてみましたが、17時も回れば
カウンターはさすがに満席。新世界まで移動する余力はなくて、
路地の中に入り込んでみて、良さげな居酒屋を数軒、見繕った結果、
今回は「炉阿」を利用してみました。串カツがメインのようですが、
ナンのピザなど、ちらほらと仕込まれた変わりメニューも楽しいです。
串カツや串焼きの盛り合わせもリーズナブルですし、
コマネズミのように忙しく立ち働く焼方の男の子も、気分が良いです。
天王寺で普段使いできるお店の候補が、また一つ、増えた感じでした。

世界の棟方

12月20日(火)、「あべのハルカス美術館」で2016_12_20_棟方志功
世界の棟方志功」展を鑑賞してきました。
サブ・タイトルには「わだばゴッホになる」と
題されていますが、明快な表現とポップさから、
ゴッホではなく、ピカソに近い人気を得ている
ように思われ……個々の作品の志向性よりも、
受容のされ方において、そんな気がします。

二菩薩釈迦十大弟子」は「大原美術館」でも
観たんだっけ、と懐かしい気持ちを覚えました。
文学に題材を採った作品は、戦前の「なめとこ山の熊版画」や「夢応の鯉魚」などに
確認でき、上田秋成を偏愛するぼくとしては、非常に嬉しかったりしましたよ。
(各175.4×1284.0cmの2面)から成る「大世界の柵」は圧巻で、
会場が吸い込まれんばかりの迫力。調べてみれば、棟方史上最大であるばかりか、
木版画としても世界最大。禍々しさに震え、呪術的な世界観に圧倒されっぱなし。

板画(=版画)はコピーが容易というか、コピーを大前提としたジャンルな訳ですが、
1点しか摺られなかったという「飛神の柵御志羅の柵)」は、背景の赤色が鮮烈。
『遠野物語』にも見える“おしら様”が、馬の首という形象で明示されています。
ところで、本展は青森県立美術館棟方志功記念館から主立った作品が
かき集められているため、開催期間中、青森県内の棟方関連施設の方が
すっかりお留守になっているのではなかろうか? と、要らぬ心配をしてみたり。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術

Editor's High

翌日を印刷所へのデータ入稿日と定めていた12月19日、
久方ぶりに完全徹夜をやらかしてしまいました。
体力が落ちているためか、そうでなくとも、連日の睡眠不足の果てか、
どうにもこうにも、身体に応えてしまいましたわ。肌もぼろぼろ。
(追加訂正等を盛り込んだため、結局、入稿日もずれ込みましたが)
他の同人にも校正作業を依頼していた訳ですが、
ひとつ、問題として浮上したのが、大学の学年の数え方。
ある作品において「~回生」という表現が使用されていた件について、
標準的な用法ではないのではないか?との指摘でした。
ぼくの語感では、「~年生」が大学のカリキュラムにおける呼び方で、
当然、そちらが正式です。「~回生」は大学に何年、籍を置いているか。
4年生であっても、留年を1年していると5回生といった扱いです。
うちの同人は、関西圏の書き手を母体としていますし、
作品自体のバックボーンも関西の大学が舞台らしいとのことで、
ママイキとしましたが。調べてみれば、他の作品にも散見されました。
2017年1月22日(日)「第1回 文学フリマ京都」まで、もう1月ばかり。

参考記事:大学4年生、関西ではなぜ「4回生」と呼ぶのか

テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

tag : 同人

大阪は梅田、と言っても、かなり中津寄りの阪急線高架下。
お芝居を観た後、夜食でもと探し歩いて入店したのが焼き肉「」。
長年、営業を続けてきたことが窺われる看板や暖簾も、良い味です。
カウンター席だけで、座ると目の前にオガ炭の熾(おこ)った七輪を寄せられ、
飲み物をオーダーしつつ、何を焼こうか、愉しげに思案を巡らせます。
程々の値段で、美味しい肉を摘まんでいれば、呑んだくれたくなり……
しかし、呑んでいた熱燗に対して、日本酒ではなく、チャミスルではないか?
と相方に指摘され、そう言われれば、そんな気もしてくるのですが、
訊ける雰囲気ではないよなあ。チャミスルならば、そもそも、醸造酒でなく、
韓国焼酎であるし……翌朝から仕事もあったため、深酔いを避けられたのが僥倖。
また次の訪れる機会にでも、相手を見て、尋ねてみようかなあと考えています。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : 呑む

いっぺん

相方に声を掛けられ、劇団パロディフライの第26回本公演
『「いっぺん整理しましょう」と言った父』を観に出掛けました。
(ちょっと、ラノベっぽいタイトルの付け方ですね)
会場は昨年同様、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ。
全3回公演のうち、12月17日(土)18時半開演に間に合わせました。
座長で主演の妹尾和夫をもり立てるお芝居で、脚本は郷田美雄。
18年ぶりだという客演を招いての熱演で、役者さんはきっちりとお仕事。
劇中劇を取り入れてのシチュエーション・コメディのような感じで、
“場面”は映画やTVドラマの撮影セットにも使えるマンションの一室に固定。
妹尾さんはマンション管理人にして、元・映画監督という設定でした。
そこに、娘でアイドル兼女優、別居中の元妻にしてスクリプター(=安井牧子)や
その他、撮影クルー、マンション住民らが絡むハートウォーミングな物語ですが、
監督という夢を一度は諦め、再び復帰するというドラマが弱かったですかねぇ。
おそらく、多くの観客は妹尾さんの演じるキャラを理解し、期待した上で
足を運んでいるものと思われるため、ワンパターンでも瑕疵は無いのでしょうが
……前回公演では、対となる安井さんの全体的な比重が大きかったため、
それほど目立たなかったのかもしれませんが、この主役は何を独りでぐちぐち
悩んでいるんだろう?という疑念が、一度、胸の中に兆すと、ちょっとつらいかも。
あと、クリスマス・ストーリーらしく、ミステリー・ドラマの趣向を持ち込み、
せっかくの“人形探偵”というギミックもあるのだから、本格的パズラーにしろ!
などと無茶な高望みまではしましせんが、何かしら、謎解きの要素を
劇中劇の中に仕込んでみてもよかったのに、ともったいない感じもしました。
土台となる劇団がしっかり出来上がっているからこそ、言いたくなる贅沢です。

テーマ : 演劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 演劇

ポンペイの壁画

兵庫県立美術館「ポンペイの壁画展」 12月16日(金)、阪神電車で大阪・梅田から岩屋へ。
 「兵庫県立美術館」にて「ポンペイの壁画展」を鑑賞。
 知ってのとおり、南イタリアのポンペイは西暦79年、
 ヴェスヴィオ火山の噴火により埋没した古代都市です
 が、1748年から始まった発掘により、多数の建造物や
 壁画などが発見されています。その遺跡が「ポンペイ、
 ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡
 地域
」として、ユネスコの世界遺産に登録されており、
 今回はポンペイや近郊の遺跡から出土した壁画を
 描かれた主題ごとに分けて展示するという趣向でした。

 近代絵画と異なり、“個人”や“(近代)芸術”とは無縁の
住宅や公共建築を飾った、いわばインテリアの一種として捉えられるべき壁画の数々。
古代ローマ人の暮らしを追想するような趣で、ギリシャ神話(≒ローマ神話)が多く
モチーフに採られているため、神話好きで哲学趣味のぼくにはひどく懐かしくて……。
エウクシスヌスの家と食堂」を飾るフェニックスと2羽のクジャクの壁画中に
書き付けられた標語(?)、「PHOENIX FELIX ET TU」が胸を打ちました。
食堂とはいえ、居酒屋のような場を想像して、「フェニックスが幸福であるように、
あなたもまた幸福であるように」と読んだのです。いつまでも続く宴はどこでしょう? 
澁澤龍彦プリニウス本を読み返したくなり、館内ショップで購入しましたよ。

 

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術

タワレコ

街中のCDショップに足を運ぶとすれば、ほとんど中古店ばかりです。
新譜を求めてCD・レコード店に入れば、納得の行かない価格設定の国内盤や
広告代理店の囲い込みの産物であるJ-POPを目にすることになり、腹立たしいので。
新譜の調達であれば、「Amazon」で事足りますし(ネックは海外からの到着日数)。
しかし今月は至急に入手したいアイテムがあったので、「TOWER RECORDS」まで。
タワーレコード」も、オンラインではたまに利用しますが、実店舗に足を運ぶのは
本当に何年ぶり?の世界。大阪・梅田のマルビル店に開店直後、駆け込みました。

 今回入手したのは、下記の5点。
        ☆
 R. Kelly 『12 Nights of Christmas』
 Bruno Mars 『24K Magic』
 THE WEEKND 『STARBOY』
 RO JAMES 『EL DORADO』
 J Dilla 『Donuts』

レコード店も本屋さん同様に、一歩足を踏み入れれば、あれもこれもと
いろいろ買い込みたくなるのですが、後から「アマゾン」で調達できるものは
今回見送ります(出社前だったので、手荷物を増やしたくもなかったし)。
例えば、殿下のベスト盤やらアンドラ・デイのクリスマス盤はまた今度。
それでも、目当てにしていた一枚、Childish Gambino の新作が
最初から無かったことには、しょんぼり……ちゃんと、仕入れておいてよ。

テーマ : Soul, R&B, Funk
ジャンル : 音楽

tag : 黒い音

編集難所

同人誌の最新号(=第7号)の編集作業も、いよいよ大詰め。
掲載作品の作者と、朱書きの意向の最終確認などを連日行っています。
ここに来て、修正済みのファイルが保存できていないことに青ざめ、
またもや睡眠時間を削って、再訂正作業に入るなど……それも、これも
来年1月22日(日)の「第1回 文学フリマ京都」に間に合わせるため。
印刷所との折衝も行い、見積もりも出してもらいました。
今回は作者6名、7作品で、本文は計160ページ。ぎゅっと、コンパクト。
毎回お得な頒布価格は消費税が上がったことも考慮して、1部600円。
良心的な価格設定かと自負しています。販売時の手間を考えれば、
1コインの方がよいのは間違いないんですけれども、時の趨勢です。
来週火曜日(12月20日)にデータ入稿を行います。あと一踏ん張り。

テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

tag : 同人

高山文庫

大阪は天満に引っ越してきてから、何十年になるのでしょうか? 
その後も転居は複数回行ったように思われますけれども、天満界隈の中でのこと。
越した当時から、お世話になっている古書店が「高山文庫」。
買うよりも、売る(=買い取ってもらう)方で、お世話になっている古本屋さんです。
引っ越すたび、あるいは部屋が狭くなるたびに、手放さなければいけない本が
出てくる訳ですが、売り払うからといって、本の価値がわからない業者には……ね。
その点、同店主の高山義一さんが読書人ですから、店頭でお別れする本についても
レジの前で、何やかんやと話題に上せることが出来、安心して任せられるのです。
天五中崎通商店街の途中、少し南へ入ったところに位置する店舗は、赤い棚が目印。
約8,000冊の古書が陳列されている1階の店舗の他、2~3階にも書庫が在る模様。
この日(12月13日)は有栖川有栖の文庫本や単行本を持ち込んでみたのですが、
(作家本人もネタにしているけれど)その売れ行きが今ひとつ芳しからぬことに
話が及び、なかなか面白いし、よく出来ているのになあ、と2人して嘆いたものです。
言われるほど、パズラー、本格ミステリーに特化しているとも思えないのですけれども。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき小説

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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