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カルトの烙印

12月4日(日)だったか、第24回「秘密のビデオ会」を開催。
超私的な会合と化していて、告知も無ければ、ごく数名で細々と。
演目も、これまで取り上げた作品と重複しまくっているのですが、
カルト映画作品(邦画)の基本中の基本ではないかと思われるので、
何度鑑賞したところで、観飽きることがありません。今回はテーマ無し。
最初に、寺山修司・監督『草迷宮』(1979年)。
泉鏡花の原作の換骨奪胎ぶりが凄まじいです。少年時代の三上博史もキュート。
石井輝男・監督『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(1969年)も物凄いなあ。
“全集”を謳うだけあって、『パノラマ島奇談』をベースにしただけでなく、
「屋根裏の散歩者」やら「人間椅子」やら、ごった煮状態です。
その濃ゆい空間に一歩も退かぬ土方巽先生の存在感よ!
あと原作に負けず劣らず、取って付けた明智小五郎の登場シーンに微苦笑。
園子温・監督『奇妙なサーカス』(2005年)も面白いのですが、
同監督は、他にも『愛のむきだし』(2009年)や『冷たい熱帯魚』(2010年)など、
傑作が目白押しだからなあ……過去のビデオ会でも、
『エクステ』(2007年)、『自殺サークル』(2002年)を取り上げています。
最後に、鈴木清順・監督『殺しの烙印』(1967年)。
大和屋竺の脚本が大好きなぼくとしては、彼の詞が歌われる冒頭から
胸を鷲掴みにされた状態で、映像にのめり込んでいくこととなります。
清順と大和屋は「ルパンⅢ世」つながりでもあるなあ(共に脚本を手掛けたこと有り)。
また、何度眺めても、真理アンヌの美神ぶりに惚れ惚れ。
「ウルトラセブン」第34話(⇒ユタ花村)をまた観たくなってしまいましたよ。

  
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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

tag : 映画小説特撮

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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