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村上翻訳本

ぼくが村上春樹を無条件に愉しめなくなっていたのは、いつの頃からでしょうか? 
河合隼雄に接近し始めた頃と重なっているようにも思えますが、
定かではありません。どうも昔から、ユング派心理学に対して
胡散臭さを感じているとはいえ、村上春樹が嫌いになった訳ではありません。
『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』は傑作と信じていますし、
『ダンス・ダンス・ダンス』のポップさも、全然、許容範囲でした。
それまでも、エッセイなどのそこかしこで、若年寄りめいた説教臭さが
鼻先を掠めることがあったにしても、まだ笑って済ませられたはずだったのが
……『ねじまき鳥クロニクル』辺りから、ちょっとずつ、しんどくなってきたかなあ。
決して“悪い”作家になってしまったという意味ではないのです。
それはたぶん、ぼくが夏目漱石を苦手としているにもかかわらず、
何度も飽きずに繰り返し、ふむふむと漱石作品を読み直しているのにも似て、
これからも出てくる春樹の新作に何やかんやと、けちをつけたくなりながらも、
所々でやはり感心させられていくのだろうなあ、という予感があります。
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

tag : 小説

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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