試される

1月12日（木）、大阪・曽根崎の事業所へ詰める前、
大阪駅前第4ビル地下2階のトイレに入りました。
ぽん、と二つ折りの財布が置き忘れられていました。
どうせ中身は抜かれているのだろうと、中を一瞥しますと、
紙幣や派手めの会員証などが目につきました。
出勤時刻まで押していたので、至近のパチンコ店の
景品交換所の中年婦人に財布を預けました。
「警備センターに連絡を取ります」と小窓の奥から返答。
ぼくが考えていたのは、財布を紛失して困っているであろう
被害者の気持ちではなかったように思います……
そんな善人ではありません。同情心は棚上げしています。
ぼく自身が、昔から嫌になるほど、財布やらバッグやら
（盗難）被害に遭ってきている訳なのですが、
ぼくが財布を届け出なければ、ぼくの持ち物を奪い取ってきた
加害者の輩と同じになってしまう、という嫌悪感からでした。