文楽入門

池田市民文化会館小ホールにおいて、第3回となる
「わかりやすい!文楽の入門教室」が開かれるため、
阪急・宝塚線の急行電車で、梅田から繰り出しました。
「公開講座フェスタ 2016」によって、今回のイベントを
知り、待ち構えていたのです。入場無料で、
文楽に親しめるとは、何ともありがたい企画です。
NPO法人 人形浄瑠璃文楽座も協力しています。
最初に、豊竹亘太夫さんの「文楽のお話」。
続いて、吉田玉勢さん、吉田玉翔さんらが
子供を舞台に上げて、「人形の解説と体験」を実施。
主遣い、左遣い、足遣いの3人の息の合った妙技に
固唾を呑みます。黒衣に操られているだけの人形が、陰翳を欠損した
ぞんざいな現代人より、よっぽど、血の通った人間らしく見える不思議。
最後に『鬼一法眼三略巻』より「五条橋の段」を鑑賞しました。一部ながらも、実演。
該当の段の床本の抜粋もあり、牛若丸と弁慶の邂逅という有名なエピソードでもあり、
生の文楽を平明に享受できました。いつか、本公演もじっくりと聴きに行きたいですね。
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