DON'T BREATHE
2月10日(金)、「大阪ステーションシティシネマ」に映画を観に出掛けました。
特に、これという日であったようにも思えないのですが、やたらと混雑。
ぼくが観るのは、フェデ・アルバレス監督の『ドント・ブリーズ』(2016)です。
「20年に一本の恐怖の作品!」との惹句に、「ほんまかいな」と突っ込み、
スクリーン9 に入ると、高校生だらけ。学校はお休みだったのかなあ?
製作にサム・ライミらが名を連ねているのを確かめ、
サム・ライミもハリウッドの大物プロデューサーっぽくなったなあと変な感懐。
作品はホラーというか、ショッキング・スリラーとしては上出来でした。
小気味良い快作といった印象で、盲目の老人と番犬が襲ってくるだけなのに、
1時間半を息もつかせず見せるという力技には、お世辞でなく感心させられます。
イラク戦争で失明した元・軍人という設定の敵役(?)に対して、
主人公らは必然的に物音を抑える、息を潜めるという行為を強いられ、
それは観客にも同様の行為を勧めることにつながり、自然と緊張感も伝染。
脚本、状況設定の勝利かと思われます。主人公ら3人は、盲目の老人宅に
強盗に入るという、(冷静に考えれば)倫理的にどうよ?という役柄なのですが、
そこは財政破綻したデトロイト市の貧困層を描くことで、エクスキューズも用意。
愛娘を交通事故で失った元・軍人の男が、(鍛え上げられた)人間レベルの強さで、
異常犯罪者ともサイコパスとも決め付けきれないところが、ちょっと微妙でして、
まかり間違えば老人虐待にもなりかねない話ではあるのですが、
そのホラーとして突っ切れないところに、リアリティーもあるのですね。
タフな盲目の老人は生存が確認されて終演。願わくば、続編が製作されませんように。
特に、これという日であったようにも思えないのですが、やたらと混雑。
ぼくが観るのは、フェデ・アルバレス監督の『ドント・ブリーズ』(2016)です。
「20年に一本の恐怖の作品!」との惹句に、「ほんまかいな」と突っ込み、
スクリーン9 に入ると、高校生だらけ。学校はお休みだったのかなあ?
製作にサム・ライミらが名を連ねているのを確かめ、
サム・ライミもハリウッドの大物プロデューサーっぽくなったなあと変な感懐。
作品はホラーというか、ショッキング・スリラーとしては上出来でした。
小気味良い快作といった印象で、盲目の老人と番犬が襲ってくるだけなのに、
1時間半を息もつかせず見せるという力技には、お世辞でなく感心させられます。
イラク戦争で失明した元・軍人という設定の敵役(?)に対して、
主人公らは必然的に物音を抑える、息を潜めるという行為を強いられ、
それは観客にも同様の行為を勧めることにつながり、自然と緊張感も伝染。
脚本、状況設定の勝利かと思われます。主人公ら3人は、盲目の老人宅に
強盗に入るという、(冷静に考えれば)倫理的にどうよ?という役柄なのですが、
そこは財政破綻したデトロイト市の貧困層を描くことで、エクスキューズも用意。
愛娘を交通事故で失った元・軍人の男が、(鍛え上げられた)人間レベルの強さで、
異常犯罪者ともサイコパスとも決め付けきれないところが、ちょっと微妙でして、
まかり間違えば老人虐待にもなりかねない話ではあるのですが、
そのホラーとして突っ切れないところに、リアリティーもあるのですね。
タフな盲目の老人は生存が確認されて終演。願わくば、続編が製作されませんように。
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tag : 映画