歌と逆に
2月25日(土)19時から「中之島公会堂」で、同人の月例合評会。
久しぶりのような、逆に、全然間が開いていないような、変な感じがするのは、
月例合評会としては、先月が同人誌の発送作業だけで終わったせい。
同人らとの顔合わせは、その外部合評会から2週間も経っていないせい。
短編1編、中編1編、計2作の月旦を行う。みんな、“物語”が好きなのかなあと思う。
物語はある意味、普遍的……言葉を変えて言えば、“ありがち”なパターン認識。
それは、のっけから否定すべき筋合いのものではないだろうけれど、
その物語の提示の仕方に少々疑問を感じてしまうのは確かで、
書き手は自分の語っている物語に自覚的なのだろうか?
物語の批判から“小説”は始まっていなかったか?と、今更ながらの疑いと
ともに、同じことを何十年も呟いてきたような、徒労感に打ちひしがれそうになり。
物語と抒情……別な事態のようであるけれども、悪くすれば、最低な結末に帰着
する点では同じだよなあ、と妙に政治的なことまで気に懸かり出してしまうおかしさ。
するすると抵抗なく読める、というのは、五七五と同じようなものだから、心の中で
一旦「待った」を掛けるべきで、実は読みづらい、意味が取りづらいところにこそ、
“個”の問題が潜んでいるのではなかったか。わかりやすくするために、ただ
既存の物語の枠組みに組み込んでしまっては、本末転倒であるような罪悪感。
小説は独りで読み書きするもの。みんなで声を合わせて歌うような代物ではない。
久しぶりのような、逆に、全然間が開いていないような、変な感じがするのは、
月例合評会としては、先月が同人誌の発送作業だけで終わったせい。
同人らとの顔合わせは、その外部合評会から2週間も経っていないせい。
短編1編、中編1編、計2作の月旦を行う。みんな、“物語”が好きなのかなあと思う。
物語はある意味、普遍的……言葉を変えて言えば、“ありがち”なパターン認識。
それは、のっけから否定すべき筋合いのものではないだろうけれど、
その物語の提示の仕方に少々疑問を感じてしまうのは確かで、
書き手は自分の語っている物語に自覚的なのだろうか?
物語の批判から“小説”は始まっていなかったか?と、今更ながらの疑いと
ともに、同じことを何十年も呟いてきたような、徒労感に打ちひしがれそうになり。
物語と抒情……別な事態のようであるけれども、悪くすれば、最低な結末に帰着
する点では同じだよなあ、と妙に政治的なことまで気に懸かり出してしまうおかしさ。
するすると抵抗なく読める、というのは、五七五と同じようなものだから、心の中で
一旦「待った」を掛けるべきで、実は読みづらい、意味が取りづらいところにこそ、
“個”の問題が潜んでいるのではなかったか。わかりやすくするために、ただ
既存の物語の枠組みに組み込んでしまっては、本末転倒であるような罪悪感。
小説は独りで読み書きするもの。みんなで声を合わせて歌うような代物ではない。
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tag : 同人