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折々の納豆(1)

納豆という食品は良くも悪くも、日本的であり、生活感にまみれている。
おそらく、日本という風土の中に身を置き、日々の飲食を続けてきて
初めて、“美味しい”と思えてくる食品ではないだろうか? 
“文化”や教養というものは得てしてそういうもので、普段、
当たり前のものとして受け取っている限り、意識には上らないけれども。
日頃から積み重ねてきて、良し悪しの感覚が自然と身についてくる。
また逆から見ると、おそらくは郷里、(土)地=血やらというものは、
意識された時点で、その重たさ、愛憎半ばする桎梏の煩わしさにより、
間然せざるところが無いものとして立ち上がってきてしまうことになる――
『角川 短歌 1月号 2017』(角川文化振興財団)から納豆の歌(敬称略)。
       ☆
島田修三(まひる野)
ねつとりと捏ねたる納豆見るとなく見れば鬱陶しい人の飲食(おんじき)
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テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

tag : 納豆短歌

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
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