宝誌和尚立像

運びました。特別展「木×仏像」の鑑賞が
目的です。サブ・タイトルには“飛鳥仏から
円空へ 日本の木彫仏1000年”とあり、
大好物の飛鳥仏ばかりか、円空も陳列される
とあっては、行かない訳がありません。とりわけ
ポスターやフライヤーに画像の載りまくっている
「宝誌和尚立像」に出逢えるとあっては……
その昔、「京都国立博物館」で存在を知った
宝誌和尚立像ですが、顔面が真っ二つに裂け、その割れ目から
十一面観音菩薩の顔が覗くという異形の姿がファンタスティック!
正面からの姿だけでなく、真横から観ると、彫り出される前の一本の樹木の立ち姿が
すっくと立ち上がってくるようで、感嘆することしきり。京都の「西往寺」所蔵ですが、
こういう機会でもなければ、ゆっくりと心行くまで眺めるのは難しいでしょう。その他、
同美術館や大阪「四天王寺」が隠し持っている(?)仏像群に驚いたり、「三津寺」の
木造地蔵菩薩立像との再会を懐かしんだり、見所が満載です。宝誌和尚以外では、
「東大寺」の弥勒如来坐像《試みの大仏》、「東京国立博物館」の木造菩薩立像
(飛鳥時代)に心を惹かれてしまいましたよ。会期は6月4日(日)まで。まだ行ける?
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術
tag : 仏像