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造幣局の橋

 「桜の通り抜け」に行った際、目に入った橋の2017_04_14_川崎橋
 いくつかについて、触れておきます。通り抜けは
 天満橋側の造幣局南門から、桜宮橋側の
 北門へ向かっての一方通行。今年はひとまず、
 天満橋でタクシーを降りました。その通り抜けの
 入り口付近で目につくのが、「川崎橋」。
 大川に架かっている自転車・歩行者専用の
 斜長橋となります。塔から斜めに張られて
 伸びるケーブルが、桜の花々の上に見えるか、
と。“浪速の名橋50選”に選定されています。

通り抜けの半ば辺りで現れるのが「めがね橋」です。2017_04_14_めがね橋
朱色に塗られた欄干が無ければ、何の気無しに
通り過ぎてしまいそうですが、元々は石造りの橋。
桜宮橋の完成が昭和5年(1930)でして、国道1号は
現在のルートと異なり、そもそも、明治4年(1871)、
現在地において造幣局が創業されたのは、水運に
恵まれた大川に面していた敷地だった――という理由が
挙げられます。そのため、造幣局構内にまで入り堀が
仕組まれており、今でこそ水路は埋め立てられてしまい、
姿も見えませんが、大川と構内の入り堀間に架けられて
いたのが、「めがね橋」だったようです。中央部分に
膨らみがあったことからのネーミング。現在見られる
赤い橋への改装は昭和32年(1957年)といいます。
水も川も無い場所に架かる橋……トマソン的で、ぼくの好物な物件です。
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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