千本松大橋

狭義では、アーチが2つ連なった石造2連の
アーチ橋を指すはずですが、アーチが1つでも
見つかれば、“眼鏡橋”を乱発してしまう模様。
(造幣局にも「めがね橋」が在りましたね)
今回、紹介する“めがね橋”はアーチを持たず、
上空から見た形状を“眼鏡”に見立てての
ネーミングです。正式名称は「千本松大橋」。
画像は、千本松大橋西詰。
大阪市の大正区と西成区の間、木津川に架かっています。
眼鏡の“眼”に該当する部分が、橋の両岸の2段の螺旋状の桁で、要はループ橋。
長さが323m、水面から桁下までの高さ34mとなり、木津川を使用する大型船の
安全運航に必要な高さだといいます。片側に歩道も設けられてはいましたが、
「千本松渡し」の渡船が今も利用できるらしくて、機会があれば、乗船したいもの。
参考文献:若一光司『大阪 地名の由来を歩く』(KKベストセラーズ)
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