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建築の記憶

6月30日(金)朝から「大阪中央病院」で健康診断。2017_06_30_太陽の塔
同病院での受診は今年で3年目になります。
ぱらぱらと小雨の降る中、地下鉄・御堂筋線~
北大阪急行で、梅田から千里中央へ移動。さらに
大阪モノレールに乗り換えると、万博記念公園駅へ。
学生の頃、伊丹空港至近に住まっていた時代、
北摂地域を東西に横断する便が欲しいなあ……と
願っていましたが、実際に大阪モノレール(=大阪
高速鉄道
)が開業してから、利用するのは今回が
初めてとなるかもしれません。何十年経ったことやら。
       ☆
駅を下りて、見出すのが岡本太郎の「太陽の塔」。
岡本太郎は大好きですし、塔自体もちょくちょく目に
しているはずですが、これも至近距離から目にするのは、
学生時代にまで遡るやもしれません。もう時効でしょうか? 
昼夜逆転した生活を送っていた日々だったか、
日中は部屋に籠もって読書三昧で、夜更けになって深夜の散歩。
随分と遠出したもので(自転車だったか、徒歩だったか)、
万博記念公園のフェンスをよじ登ると、煌々とライト・アップされた
「太陽の塔」を振り仰ぎ、賛嘆していたものです。
       ☆
2017_06_30_EXPO'70パビリオン. 今回の目的は、「EXPO'70パビリオン」で開催中の
 「The Legacy of EXPO'70 建築の記憶―
 大阪万博の建築
」の鑑賞でした。雨模様のためか、
 人出が少なくて、かえって好都合。会期が終われば
 取り壊されることを前提とし、「造る壊す」という
 矛盾を同時に企図されたパビリオンという在り方が
 非常に興味をそそります。構想段階の設計図、模型、
 模型写真、建設現場記録などが、1階ホワイエで
 展示されていました。赤いザクの頭部のような
 「せんい館」、エアードームの先駆けとも言える
 「富士グループ館」や「アメリカ館」の模型も
 なかなか良かったのですが、橋好きならば、
やはり、「英国館」の一択でしょう。ロンドン橋を彷彿させるかのように、
鉄骨造りの白い展示館を二重鋼製の門形の柱(高さ37m)から伸びる
スチール・ケーブルで吊るした形状。展示館の下部は、ぱっと見、ピロティです。
       ☆
2階に上がると、「エキスポタワー」関連の展示。
ぼくなどにとっては、万博記念公園=太陽の塔なのですが、
大阪万博のランドマーク・タワーとして建てられたとあれば、塔として
或る意味、エキスポタワー(高さ127m)の方が格上とも言えますね。
老朽化を原因に、2002年8月から2003年3月にかけて撤去されていますが、
当時のぼくの記憶が曖昧模糊。印刷所時代か、現在の同人活動開始前か……。
万博跡地周辺で育ったという松浦弘昌(1967年生まれ)が、14年の歳月をかけて
造った真鍮製のエキスポタワー模型や、その解体の日々を記録した写真225点
などが一挙に展示されていて、非在の塔にしばし思いを馳せるのでありました。


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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 建築

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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