旧居留地15番館

定義がぴんと来ないことに気付き、学生時代の
記憶を掘り起こし……安政の五か国条約
(1858)により、外国の治外法権が及んでいた
区域ということになりますか。大阪市内にも「旧
川口居留地」は残っていますが、神戸市の
「旧神戸外国人居留地」には敵いませんね。
そのうちの1つ、「旧居留地15番館」が「神戸
市立博物館」の西向かいに建っています。
旧名称としては「アメリカ合衆国領事館」。
同館の東玄関脇で、「旧神戸外国人居留地 下水渠」を見ることも出来ました。
1880年頃に竣工。阪神・淡路大震災(1995)で全壊してしまったのですけれども、
元の建材を利用して復元工事を行い、1998年に完成。現在は中に入ったレストラン
「TOOTH TOOTH maison 15th」が営業を行っています。ところで、15番館の
ペディメント(三角破風)や“ヴェランダ・コロニアル様式”が一部看取できる点など、
大阪・桜之宮公園の「泉布観」と血がつながっているようで、他人とも思えません。
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tag : 近代建築