大阪と文学

続いて、13時30分から、真銅正宏氏(追手門学院
大学)の「大阪の風土と文学」を聴講しました。
内容はタイトルからご推察のとおり。特に目新しい
発見も無かったようですが、上司小剣、織田作之助、
司馬遼太郎、田辺聖子、野坂昭如らの作品について
言及されました。澁澤龍彦が野坂の『エロ事師たち』を
的確に評価していたことは銘記しておくべきですね。
ぼくとしては川端康成や高橋源一郎(先生)、あるいは
村上春樹をも含めて、関西を離脱した関西出身者の
文学というパースペクティヴもあればよいのに……と。
ちなみに、宮本輝は追手門学院大学の第1期生。
この季節、秋が深まりゆく頃、大阪府新別館の間に植わった樹木も色づいてきます。
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