文楽三昧
11月21日(金)、大阪・日本橋の「国立文楽劇場」へ
朝からお出掛け。ぼくは大阪・天満に住んでいますが、
大阪市営地下鉄・堺筋線で扇町から乗車しますと、
乗り換え無しで日本橋(にっぽんばし)へ直行可能。
7番出口を上がれば、すぐに文楽劇場です。
今年は文楽と馴れ初めの記念すべき年になりました
が、一日中、文楽に入り浸りの日は今回が初めて。
第1部から第2部まで、通しで鑑賞するのでした。
☆
第1部は11時開演。「八陣守護城(しゅごのほんじょう)」で
浪花入江の段、主計之介(かずえのすけ)早討の段、
正清本城の段。時代物は時代背景をしっかり押さえて
おかないと、全くの意味不明になってしまいますねえ。
加藤正清=加藤清正、北条時政=徳川家康、
大内義弘=島津義弘、児嶋元兵衛=後藤又兵衛
……そして、佐々木高綱=真田幸村! 2週間前、
「大坂の陣跡」などを見たばかりで、どきりとしました。
大船の転回する仕掛けがスペクタクル。鼠に変じる
忍び・鞠川玄蕃、名剣「七星丸」に心を惹かれます。
北辰尊星(妙見菩薩)など、星が重要なポイントです。
☆
第2部「鑓の権三(ごんざ)重帷子(かさねかたびら)」は、
浜の宮馬場の段、浅香市之進留守宅の段、
数奇屋の段、伏見京橋妻敵討の段を鑑賞しました。
近松門左衛門の姦通物。川側(かわずら)伴之丞の
落馬に笑い、数奇屋での影絵、樽抜けの演出に感心させられました。
浅香市之進が49歳、妻・おさゐが37歳、娘・お菊が13歳、
おさゐとの不義密通を疑われ、おさゐがお菊との結婚を望む笹野権三は25歳。
皆が酉の年生まれです。権三とおさゐがどうにかなるやもしれず、お菊が権三を
“おじさん”扱いして嫌がるのは、現代的な感覚でもわからないではないなあ、と。
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朝からお出掛け。ぼくは大阪・天満に住んでいますが、
大阪市営地下鉄・堺筋線で扇町から乗車しますと、
乗り換え無しで日本橋(にっぽんばし)へ直行可能。
7番出口を上がれば、すぐに文楽劇場です。
今年は文楽と馴れ初めの記念すべき年になりました
が、一日中、文楽に入り浸りの日は今回が初めて。
第1部から第2部まで、通しで鑑賞するのでした。
☆
第1部は11時開演。「八陣守護城(しゅごのほんじょう)」で
浪花入江の段、主計之介(かずえのすけ)早討の段、
正清本城の段。時代物は時代背景をしっかり押さえて
おかないと、全くの意味不明になってしまいますねえ。
加藤正清=加藤清正、北条時政=徳川家康、
大内義弘=島津義弘、児嶋元兵衛=後藤又兵衛
……そして、佐々木高綱=真田幸村! 2週間前、
「大坂の陣跡」などを見たばかりで、どきりとしました。
大船の転回する仕掛けがスペクタクル。鼠に変じる
忍び・鞠川玄蕃、名剣「七星丸」に心を惹かれます。
北辰尊星(妙見菩薩)など、星が重要なポイントです。
☆
第2部「鑓の権三(ごんざ)重帷子(かさねかたびら)」は、
浜の宮馬場の段、浅香市之進留守宅の段、
数奇屋の段、伏見京橋妻敵討の段を鑑賞しました。
近松門左衛門の姦通物。川側(かわずら)伴之丞の
落馬に笑い、数奇屋での影絵、樽抜けの演出に感心させられました。
浅香市之進が49歳、妻・おさゐが37歳、娘・お菊が13歳、
おさゐとの不義密通を疑われ、おさゐがお菊との結婚を望む笹野権三は25歳。
皆が酉の年生まれです。権三とおさゐがどうにかなるやもしれず、お菊が権三を
“おじさん”扱いして嫌がるのは、現代的な感覚でもわからないではないなあ、と。
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