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井戸の放浪

大阪市の「国立文楽劇場」前に、「二ツ井戸2017_11_21_二ツ井戸
旧蹟が在ります。2つ並んだ井戸が珍しく、
寛政年間に刊行された『摂津名所図会』では
名所のひとつに数え入れられていました。
当初は道頓堀の東に在りましたが、明治時代の
都市計画で撤去。粟おこし屋「津の清」当主が
惜しんで、店頭に移設して、その際に町名も
二ツ井戸町」になったそうです。元の位置より
西、下大和橋よりは東の辺り。織田作之助
『夫婦善哉』に登場する二ツ井戸は、この時代。
元の御影石の井戸枠は、大阪大空襲の被害で修復不能に。
昭和27年(1952)、さらに西の方(道頓堀東1丁目6番21号)へ移転した
「津の清」店頭に復元された二ツ井戸ですが、平成12年(2005)に
一旦、姿を消します。現在の旧跡「二ツ井戸」は、銘板と標柱が
発見されたのを期に、2012年4月、再移築。復元された物です。
二ツ井戸は都合3回、“宿替え”を行ってきたことになりますね。
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テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡小説

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
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