オリエント急行殺人事件
ケネス・ブラナー監督の『オリエント急行殺人事件』を
「大阪ステーションシティシネマ」で鑑賞してきました。
元ミステリー・マニアとしても、ほぼ満足できる内容でしたよ。
新味が無いだの、何だのと難癖は付けられるでしょうが、
ミステリー黄金期の代表作ですし、抜群の安心感か、と。
(はらはら、ドキドキしたいならば『シベリア超特急』で十分)
豪華なキャスティングなので、誰か好きな俳優の1人くらいは
見つけられるでしょうし。ぼくはジョニー・デップの地味な
陰惨さに衝撃。まぁ、そういう役柄ではあるんですけど。
ただ同じくらいに好みのウィレム・デフォーが、曲者ぶりは
健在の上で、哀愁も感じさせてくれたから、良かったです。
しかし、マイケル・グリーンの脚本が良く出来ているのかな。
読み物としてはともかく、映像としては単調に終わりかねない
大筋を上手くアレンジしていたのに感心。冒頭、エルサレムでの
小事件によって、探偵役のキャラ紹介。中盤の雪崩による脱線事故、
解決シーンでは車内でなく、わざわざトンネル内へ移動して……
あれは「最後の晩餐」の構図ですかね。そうして、続編への示唆。
ひとつだけ、個人的に惜しいなと思うのは、演技は文句の無い
ケネス・ブラナーが、ぼくの中のエルキュール・ポワロ像と
齟齬を来してしまうことで、こればっかりは致し方ないかなぁ。
ベルギー人の小男と聞いて、現在、思い浮かぶ俳優もいませんし。
「大阪ステーションシティシネマ」で鑑賞してきました。
元ミステリー・マニアとしても、ほぼ満足できる内容でしたよ。
新味が無いだの、何だのと難癖は付けられるでしょうが、
ミステリー黄金期の代表作ですし、抜群の安心感か、と。
(はらはら、ドキドキしたいならば『シベリア超特急』で十分)
豪華なキャスティングなので、誰か好きな俳優の1人くらいは
見つけられるでしょうし。ぼくはジョニー・デップの地味な
陰惨さに衝撃。まぁ、そういう役柄ではあるんですけど。
ただ同じくらいに好みのウィレム・デフォーが、曲者ぶりは
健在の上で、哀愁も感じさせてくれたから、良かったです。
しかし、マイケル・グリーンの脚本が良く出来ているのかな。
読み物としてはともかく、映像としては単調に終わりかねない
大筋を上手くアレンジしていたのに感心。冒頭、エルサレムでの
小事件によって、探偵役のキャラ紹介。中盤の雪崩による脱線事故、
解決シーンでは車内でなく、わざわざトンネル内へ移動して……
あれは「最後の晩餐」の構図ですかね。そうして、続編への示唆。
ひとつだけ、個人的に惜しいなと思うのは、演技は文句の無い
ケネス・ブラナーが、ぼくの中のエルキュール・ポワロ像と
齟齬を来してしまうことで、こればっかりは致し方ないかなぁ。
ベルギー人の小男と聞いて、現在、思い浮かぶ俳優もいませんし。
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