ジブリ建築

「ジブリの立体建造物展」を観たのです。しかし、
何たる混雑ぶり。冬休みも終わり、平日日中なのに、
子供連れ、家族連れでチケット売り場までの行列が
20分待ち。館内に入っても、出口まで壁に張り付いた
人の塊が、うにょうにょと切れ目なく続いていました。
セル画なんか、そんなに目を凝らして見なくてもねぇ。
そもそも、ぼくに「スタジオジブリ」アニメで育った
覚えは無いし、宮崎駿・監督で好きなのは
ジブリでなくて、「ルパン三世」の一部だし……。
「ディズニー・アート展」の会場もつらかったけど、
今回も一種の苦行。いつもの半分から3分の1程度の
時間で、会場を駆け抜けました。唯一、愉しみにしていたのが「監修:藤森照信」。
その一点に賭けていた訳ですが、会場内で悠長にコメントを読み耽ることも出来ず。
ディズニー展もジブリ展も同じ雰囲気を強く感じまして、何だろう? 皆が、それこそ
年端も行かぬ子供たちまでが“思い出”に強く憧れ、懐古趣味に浸りたがっている
ような……新しい、衝撃的な“美”など薬にもしたくないし、欲しがってはいないのか。
藤森さんの解説文を読みたいがため、図録を買い求めました。そのグッズ売り場も
完全に「どんぐり共和国」(=ジブリショップ)と化していましたけれど。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術