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泉布観

良い書物と建築はよく似ています。一度見たり、2018_03_16_泉布観
読んだりしたつもりになっていても、何度も
読み返すたびに、新たな発見が出てきたり、
その美点にますます惚れ込んでしまったり……
大阪市の造幣局に(国道1号を挟んで)連なる
泉布観」は大川沿いに建ち、何かと興味深い
近代建築です。外観の観覧は常時可能ですが、
内部への侵入は禁止です。ただ、年に数日間、
一般公開されており、今年は申し込みの結果、
数年ぶりに当選したので、3月16日(金)、いそいそとお出掛けしてきました。
老朽化が激しいこともあり、1回に入館できる人数が制限されています。
ベランダや床の一部は傾いていますもの。
画像には写っていませんが、桟瓦葺きの屋根から煙突が出ていて、
1~2階の部屋に計8個の暖炉が設けられていることを再確認。
暖炉の装飾のグリフォン、カット・グラスのシャンデリアが懐かしいです。
明治時代初期、タイルは稀少だったらしく、使用されている個所は
暖炉周りなどに限られ、数が必要だった床には板にタイル模様を描く
という荒技が使われています。そういう無手勝流というか、がむしゃらさが好き。
設計者はアイルランド人の技師、トーマス・ジェームズ・ウォートルス(1842~1898)
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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