My Fall

モニカ・ベルッチの無駄遣いではないのか?
『007 スペクター』の勿体なさを惜しみつつ、
4月6日(金)は大阪駅直結の「大丸」梅田店
16F、「八かく庵」で「彩り一汁八菜ご膳」を
賞味(当然、おぼろ豆腐は何杯もお代わり)。
その後、「秘密のビデオ会」ではないけれども、
連想の赴くままに、立て続けにDVD鑑賞です。
現在、『アベンジャーズ』と言えば、十中八九、
マーベルのアメコミの方と取り違えられてしまいそうですが、ぼくの推奨する映画は
ジェレマイア・チェチック監督の1998年作。元々が1960年代の英国のTVシリーズ
『おしゃれ(秘)探偵』のリメイクらしいです。映画評サイトや掲示板での評価は
決して高くないのですが、脱力感あふれる展開や、いかにも英国的なユーモアが
どうしても憎めません。往年のユマ・サーマン好きには堪らないスタイリッシュな
映像ですし。ところで、同作の主人公格となる諜報員、ジョン・スティードを演じたのが
レイフ・ファインズ……『007 スペクター』におけるジェームズ・ボンド直属の上司、
M ではありませんか! さらに、敵役がショーン・コネリーとあっては、もう、何とも。
その力の抜け加減で、だらだらとルイス・ギルバート監督『007 は二度死ぬ』
(1966)も観る訳で、霧島連山の新燃岳・火口の中にスペクターの基地が在ったり、
忍者や湯女など、突き抜けた日本描写に感涙しきり。荒唐無稽な設定、ご都合主義な
ストーリー展開にもめげず、堂々と演じ切る役者魂! 丹波哲郎の大物ぶりにも敬服。
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