宮水庭園

ですけれども、その名称自体、“西宮の水”を
縮めただけのようで、天宝年間、西宮郷の
雀部市右衛門、魚崎郷の山邑太左衛門らに
よって発見されたそうです。六甲山系の清冽な
水が、風化堆積した花崗岩層の細砂層を
流れる中、地下の貝殻層のカルシウムやリン
成分が溶け込むことで、清酒醸造の最適水が
生まれます。「宮水発祥之地の碑」から少し
東へ歩いた辺りに、「宮水庭園」も在ります。「白鷹」「白鹿」「大関」の3社の宮水の
井戸の所在地を“庭園”と称した訳ですが、無粋なフェンスに阻まれて、中へ入れず。
白い玉砂利の敷かれた一角に、不思議なミラーが点在する謎空間と化していました。
周辺には3社以外にも、「菊正宗」や「沢の鶴」などの宮水井が多数見受けられますよ。
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