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★ 2018年7月に読んだ本 ★

コクトー『恐るべき子供たち』(光文社古典新訳文庫)……新訳の方は初読。
 コクトー自身の描いたイラスト付き。7月の「二人の読書会」のテクストでした。
『角川 短歌 6月号 2018』(角川文化振興財団)
橋本治『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(新潮文庫)
 ……苦手というか、タイプではないのだけど、何度でも読み返す作家がいます。
 ぼくにとっては漱石。橋本姐さんにとっては、それが三島だったのかな、と。
 ぼくの三島は当たり外れ、作品ごとの好悪が極端に分かれる作家ですねえ。
三島由紀夫『ラディゲの死』(新潮文庫)
 ……「魔群の通過」、「日曜日」、「箱根細工」が好き。
ラディゲ『肉体の悪魔』(光文社古典新訳文庫)
澁澤龍彦『三島由紀夫おぼえがき』(中公文庫)……再読。
『せる 106』(グループ「せる」)
……津木林洋「ためちか――復古大和絵師・冷泉為恭」がメイン。
 3部構成で、『とつげん・いっけい』(中日新聞社)に続く完結編。
澁澤龍彦『快楽主義の哲学』(文春文庫)……昔、読んでいたら、幻滅必定。
 現在は、そういう戯文も喰うためには仕方ないか、と大目に見てしまうけど。
澁澤龍彦『幻想の画廊から』(河出文庫)……マイ・クラシック
澁澤龍彦『幻想の彼方へ』(河出文庫)……マイ・クラシック。
三島由紀夫『太陽と鉄』(中公文庫)……再読。自分自身の肉体を言語化する試み。
 タイトルはとどのつまり、日焼けサロンスポーツ・ジムのこと。
『角川 短歌 7月号 2018』(角川文化振興財団)
『文楽床本集 国立文楽劇場 平成30年7・8月』(独立行政法人日本芸術文化振興会)
『第151回=文楽公演 平成30年7・8月 国立文楽劇場』
 (独立行政法人日本芸術文化振興会)

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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

幸梅軒

7月31日(火)、「あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区)まで
のこのこと出掛けてみました。現在の演し物は
チームラボ 学ぶ!未来の遊園地(~9月2日)でして、
大人も楽しめない訳ではなさそうですが、夏休みの子供たち
~親子連れが、やっぱり、メイン・ターゲットでしょうねえ。
しかし、天王寺まで移動する段階で、猛暑日の熱気にぐったり。
「あべのハルカス」16Fに到着するも、チケット売り場前に
ぐねぐねとうねる長蛇の列を見て、げんなり。早々に撤収です。
ランチ・タイムはとっくに過ぎていますが、夕刻には間が有り。
大阪メトロに乗って、「船場センタービル」まで移動しました。
堺筋本町酒場」で昼呑みを企んでいたのですが、
残念ことに仕込み中。挫けそうになるところで、同じ4号館
B2Fに在る 中華料理「幸梅軒」に逃げ込みました。
落ち着きます。「船場センタービル」地下は「大阪駅前ビル」を
髣髴させますね。ランチ・メニューしか応じてくれないかな? 
と懸念しましたが、可能な限り、一品料理のオーダーにも
応えてくれたので、満足です。熱い状態で、速やかに供される
一皿一皿を賞味しながら……麻婆豆腐の“”(=舌が痺れる
感触)を確かめながら、日が暮れるのを待ち続けるのでした。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : 呑む豆腐

金沢ロス

同人の集会に顔を出せていない、と言う一方、2018_05_26_加賀棒茶&「ビーバー」
金沢は楽しかったなあ、と懐旧の念に浸って
しまいます。倉敷と同じくらい、気に入って
しまったのかもしれず。嗚呼、「ビーバー」を
かじりたい、加賀棒茶を飲みたい! もちろん
金沢カレー金沢おでんも食べたいです。
同じ頃に、勤務先のNさんから、加賀山代温泉
名物“温泉たまご”を頂いたのかなあ……。
もう、お盆も近いというのに、何て後ろ向きな。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : おやつ

待ち兼ねて鱧

2018_07_29_鱧 早番の業務を終えて(残業は2時間ばかり)、
 JR大阪駅(or 阪急・梅田駅)近くの「新梅田
 食道街
」に足を運びました。このところ、
 お気に入りの「はちきん」で涼むのです。
 目に飛び込んできた関西の夏の味覚、
 湯引きの梅肉和えを頂きました。魚族と
 闘っている身ながら、過日の文楽公演の後に
 入った炉端焼きと朝引き鶏「小鉄」でも、
 鱧の天ぷらを食したことを思い出しましたよ。
と、「大塔宮(おおとうのみや)(あさひの)」に連想が働き、懸想する三位の局からの
返事を待っていた 常盤駿河守範貞の科白「ヤアその便り待ちかね山の時鳥、
早う聞きたい聞きたい
」が聞こえてきたりなどして……待兼山は古くからの歌枕
ですけれども、学生時代に過ごしたイメージが強過ぎ、単なる大阪府豊中市の地名
と化しているので、短歌や古典芸能などで耳にすると、不思議な感懐に襲われます。

テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽呑む短歌

欠席理由

7月28日(土)は元々、同人の外部合評会。
仕事の多忙を言い訳に、欠席してしまいましたねえ。
正味、5月末の「文学フリマ金沢」以降、
同人の月旦に参加できていないままなのです。
小説は大好きだけれども、ぼくの中で、同人活動との
リンクが外れてしまった観が強く、同人誌の編集スタッフや
月例合評会の評者としての参加が要請されるにしても、
果たして、ぼくの“小説”には必要なのかな? という疑念が
時間とともに色濃くなるばかりで。目先、小手先、今現在の
伝わる/伝わらないは、本当、どうだってよい気分です。
誰よりもぼくが、まだまだ、ぼく自身の書くものに満足ならず。
他人がどう言おうが、全くのピント外れなことが先に見え、
ぼく自身が我慢ならない状態を変えるヒントにはならなくて、
それはもちろん、他人のせいではないから、当たりたくもないし。
話してすっきり出来るようなことなら、わざわざ、“小説”などを
書く必要はないでしょ。言葉を器そのものとして、考えてみること。
何かを言いたい、訴えたいということ自体が、そもそも何なのか? 

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき同人小説

大塔宮曦鎧

2018_07_27_芝居絵 7月27日(金)、「夏休み文楽特別公演」を鑑賞に
 「国立文楽劇場」へ足を運びました。同公演は3部
 構成で、この日は14時開演の第2部、名作劇場が
 目当てです。演目は、「卅三間堂(さんじゅうさんげんどう)
 (むなぎの)由来」平太郎住家~木遣り音頭の段、
 「大塔宮(おおとうのみや)(あさひの)」六波羅館の段、
 身替り音頭の段でした。仏像好きにしてみれば、あの
 京都・三十三間堂の棟木にまつわるロマンティックな
 縁起譚というだけで、前者は興味津々。後者の方は
 最初、悪役然とした役回りの斎藤太郎左衛門利行
 実は……というアクロバティックな劇的展開に啞然。
 首のすげ替えという場面が、随分とトリッキーであり、
間然する所も無く。歌心も解さぬ無骨者と誹謗される利行が、その実、風流人という
キャラ設定も痛快。大阪では126年ぶりの上演らしく、よくぞ復曲してくれました! 
「そりや切つたは」「切つたは」で散り散りになる踊りの場面が、夏っぽい演出ですね。
       ☆
公演そのものとは直接関係ないですが、国立文楽劇場において、今回はぼく史上、
最前席(=2列2番)となりましたよ。緊張感もありましたが、人形の細かい表情も
じっくりと愉しめたのです。残念なニュースとしては、5月末日をもって、1階の食堂
「文楽茶寮」と2階の弁当売店が休業してしまっていたこと……するが焼 が無い。
お酒も無いし。代わりに「文楽せんべい」(かしら集)を買い求めましたけどねえ。

テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽おやつ

スキレット

もう、何年前にもなるのでしょうか? 某ポイントなちゅライフ_スキレット
サイトのアンケートへの回答がてら、濃密保湿
クリームを定期購入するようになっています。
なちゅライフ」の「ローヤルゼリー もっちり
ジェル
」なる商品ですが、乾燥肌のぼくには
なかなか、使い勝手が良いのでした。商品と
共にポイント・シールが1枚同封されていて、
今回、7枚分のプレゼントと交換したのです。
そのスキレット(=鋳鉄製ミニ・フライパン)は、
寸法が15.5×24.2×3.2cm……凶器として
使われても、死ぬことはないでしょう。あはは。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき

バッキンガム

例年7月24日は「天神祭」宵宮、25日が本宮です。2018_07_18_バッキンガム
今年もお祭りには行けないなぁ。それどころか、大阪市
北区の天満に住まう身としては、帰宅時に巻き込まれる
祭りの後の雑踏が腹立たしくない訳でもなくてねぇ……
天満から曽根崎の事業所への通勤時、太融寺界隈を
歩くと、世界各国の地名などを関した●●ホテルなどが
目につきます。「トレビ」、「アメリカン」、「マンハッタン」、
「アフリカ」……「スイス」は賃貸マンションだったかな。
ひとつだけ気になるのが「バッキンガム」。おそらくは
バッキンガム宮殿、英国ですよねえ? その外壁の
煉瓦が何故に“イギリス積み”でなく、フランドル積み
なのか?と。いや、まさか、元々のバッキンガム宮殿
自体が、フランドル積みだったりするのでしょうか? 

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 建築

YJKT/東京ゾンビ

いつか、そのうち、きちんと観なければいけないなあ、と常々考えていた
宮藤官九郎・監督『真夜中の弥次さん喜多さん』(2005)をようやく鑑賞。
中古DVDのまとめ買いの中に混ざっていた1枚で、続けて2回観ましたよ。
正直、クドカンはどうでもよくて、原作のしりあがり寿に引き寄せられる格好。
薮内笹子流星課長コイソモレ先生らが大好きでしてねえ……
初監督作品という点を差し引いても、“映画”としては瑕疵が目立つので、
何とも評価に困るところはありますが、個人的には嫌いになれません。
ホモとジャンキーの珍道中、いいじゃないですか。テーマとして話を絞ると、
“愛”ではなく、“生(死)”に観点をずらせばよいと思われるのですが、
マーケティング的には、愛を高らかに謳った方が客寄せになるのでしょうね。
一番好きなエピソードは、浪速ホット師匠(=板尾創路)が臨むクイズ大会。
完全におかしくなったヤク中の末路ですけど、何が何だか、泣かされてしまい。
さて、繰り返し観ていて、また観終えてからも、何だかもやもやするんだよねえ
と感じていたらば、ぼくが偏愛する映画、佐藤佐吉・監督『東京ゾンビ』と、
いろいろと被っていることを発見! 原作が漫画作品(by 花くまゆうさく)、
監督の(長編)映画デビュー作であることは些事であって、“男の二人旅
というロード・ムービー仕立てかな。バイクに乗って、広大な荒野に向かって
走り出す絵面とか、全編に漂うスカトロ趣味とか、もう……ね。公開年も
同じでしたか。古田新太や楳図かずおといったキャスティングも重複。
基本、時代劇仕様の長瀬智也&中村七之助は当然としても、
哀川翔&浅野忠信もヅラ着用ですから。ただ、比較してしまったことで、
はっと気付いたのですが、実に、ゾンビ映画である『東京ゾンビ』の方こそ
愛を謳った作品ではないか、と。柔術愛、家族愛、男同士の友情……ホモ?! 

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

tag : 映画漫画

リモコン隠し

連日の真夏日、猛暑日で体調を本格的に崩しそう。
残業時間も36協定とどう折り合いをつけるか、悩ましく、
頭痛や胃痛、腰痛の予兆と闘いつつも、とりあえず、
真夜中に帰宅しては、そそくさと睡眠時間の確保に走り。
翌朝も早番で、7時には事業所に着いていなければならず、
そのためには朝5時半に起きなければ、と目覚まし時計も
何も無いぼくは、携帯電話のアラーム設定のみが頼りで、
その携帯電話が、ぼく自身より早くもバッテリー切れ。
ぼくが遅刻したらば……と惨事を想像して、震えてしまう。
幸い、この日は体内時計が機能してくれたからよいものを。
一方で、戸外の音が直接的で、エアコンはぴたりと停止中。
おそらく、家人がタイマー設定を行っているのだけれど、
リモコンは探しても見つからない。いつものことで、呪いの言葉も
出てこない。おそらく、ぼくの在宅中は冷房御法度という定め。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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