Leonard Foujita
久しぶりに、大阪市浪速区の「ホテルモントレ グラスミア大阪」を訪れました。
「山王美術館」で開催中の没後50年「藤田嗣治」展の鑑賞です。
藤田嗣治(1886~1968)の同館コレクション28点が展示されていました。
初期の風景画、水彩画などを観て、まだ芸風が定まらない模索の時期の
心境を慮ってみたり、金箔の背景や、磁器を思わせる乳白色の裸婦像に
東洋趣味の執拗なアピールを汲み取ったり、いろいろと考えさせられました。
優劣ではなく、好悪の情で言うと、藤田よりも青児美人の方が落ち着きます
けれども。藤田の描く女子供は、膨らんだ腹部や額、生白い肌、目と目の間の
距離などが、両生類やクトゥルフなどを思わせ、後味が宜しくないのですね。
危ない、危ないとわかっていつつも、ついつい関係を持ってしまう感じでしょうか。
「猫とねずみ」(1924)と「ヴィーナス」(1951)のポスト・カードを購入してしまいました。
日本画展示室の(あっさりした)堂本印象、陶磁器展示室の平櫛田中も愉快でした。
「山王美術館」で開催中の没後50年「藤田嗣治」展の鑑賞です。
藤田嗣治(1886~1968)の同館コレクション28点が展示されていました。
初期の風景画、水彩画などを観て、まだ芸風が定まらない模索の時期の
心境を慮ってみたり、金箔の背景や、磁器を思わせる乳白色の裸婦像に
東洋趣味の執拗なアピールを汲み取ったり、いろいろと考えさせられました。
優劣ではなく、好悪の情で言うと、藤田よりも青児美人の方が落ち着きます
けれども。藤田の描く女子供は、膨らんだ腹部や額、生白い肌、目と目の間の
距離などが、両生類やクトゥルフなどを思わせ、後味が宜しくないのですね。
危ない、危ないとわかっていつつも、ついつい関係を持ってしまう感じでしょうか。
「猫とねずみ」(1924)と「ヴィーナス」(1951)のポスト・カードを購入してしまいました。
日本画展示室の(あっさりした)堂本印象、陶磁器展示室の平櫛田中も愉快でした。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術
tag : 美術