味園ビル

といえども、いついつまでも存在しているとは
限らないのですよ。思い起こせば、京橋は
「グランシャトー」のナイトクラブ「香蘭」に
閉店間際(2014年4月9日)、よくぞ、足を運んで
いたものだなあ、と感慨に耽ったりして……
逆に、営業終了に間に合わなかった大箱
キャバレーが、「味園ビル」に入っていた
「ユニバース」。「ユニバース」は現在、ライヴ
会場などに利用される貸しホールとなっていますね。「味園ビル」自体の竣工は
昭和31年(1956)、設計が初代オーナーの志井銀次郎。鉄骨鉄筋コンクリート造り、
5階建て(地下1階)。キャバレー、サウナは既に廃業。バブル経済期を過ぎた頃から
“ミナミの魔窟”と化しつつありましたが、アングラでサブカルなバーが入るなどして、
また別な意味で、面白い空間が広がっているのです。しかし、小箱も良いけど、
やはり、味のデパート=宴会天国「味園」も、一通り、体験しておかなければ。
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