あおば/三度(再掲含む)

「喜楽館」まで足を延ばしました。喜楽館自体は再訪と
なります。19時開演の「桂あおば 桂三度 二人会」。
開口一番を務めた桂りょうばのことで、いろいろと
感じさせられるところがあるも、その件はまた後日……。
桂あおばはまだ若手。ぼくは、2014年8月27日の
「第15回 鯛の学校」(in 太融寺)、2015年2月17日の
「佐ん吉大一番」(in 天満天神繁昌亭)で、本当に
駆け出しの頃に聴いています。絶望的に下手くそで、
現在も以前より話せはしますが、噺が駄目だよなあ。
イケメンだし、阿呆の子みたいな可愛さはあるのです
が、芸の鍛錬をおざなりにして、キャラに逃げるというか、
(腐女子の)客に媚びる方向性はいけないと思いますよ。桂三度が物凄かっただけに、
厳しい感想ですけれども。三度は、元「ジャリズム」のボケ・渡辺あつむ、あるいは
ピン芸人“世界のナベアツ”でして、放送作家で凌いでいたことからもわかるように、
バランスが良いし、構成力が見事です。落語もどんどん上手くなっていくでしょうね。
ところで、あおばは師匠の桂ざこばを、三度も自分の師匠の桂文枝(=三枝)をネタに
していたのですが、互いの存在には一言も触れず……“二人会”と銘打っているにも
関わらず。大人の事情なのか、仲が悪いのか、何なのか、今回最大のミステリー。
演目は以下のとおり。
☆
桂りょうば「子ほめ」
桂あおば「宮戸川」
桂三度「宿題」
中入り
桂三度「青菜」
あおば「景清」
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