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プラド美術館展

建築というものを好きになってから、この方、企画展・2018_10_02_風のデッキ
特別展を目当てに足を運ぶだけでなく、美術館・博物館
自体を愉しむという悩ましい趣味が増えました……
時間が足りません。まさに、時間はマネーなのです。
10月2日(火)、阪神・岩屋駅から神戸港の方へ下り、
兵庫県立美術館」を訪れました。時間に余裕が
若干できたので、建物の周辺、あるいは建物の内部を
ぐるぐる彷徨いました。安藤忠雄は決して、単に
オブジェを鑑賞する空間としての“冷たい美術館”を
造ろうとしたのでなく、北の六甲山系、南の瀬戸内海という
自然に挟まれた身体的な感覚の場を拵えようとしたのだ
と体感できました。全体に無駄が多いというか、機能的で
ない建築に思えますが、足を動かし、身体を置く位置で
風景が変わります。3つの大庇の影と日なたの間を行き来し、
大階段を昇り降りし、山のデッキ、海のデッキから展望し、
風のデッキを駆け抜け、円形テラスで目を丸くします……
美術館側としては推奨できないでしょうが、子供たちが
鬼ごっこ隠れんぼをするには絶好の場所なんですよねえ。
       ☆
2018_10_02_プラド美術館展 今回は、日本スペイン外交関係樹立150周年
 (同時に兵庫県政150周年)記念事業として、
 「プラド美術館展」が開催されていました。
 副題に「ベラスケスと絵画の栄光」とあるとおり、
 売りは“画家の中の画家”、ディエゴ・ベラスケス
 (1599~1660)の大型作品7点の公開でしょう。
 「ファン・マルティネス・モンタニェースの肖像」、
 「メニッポス」、「マルス」、「狩猟服姿のフェリペ4世」、
 「バリェーカスの少年」、「王大使バルタサール・
 カルロス騎馬像」、「東方三博士の礼拝」で計7点。
 闘志も覇気も失ったようなマルス(=軍神アレス)が
 面白かったです。ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
冷ややかな肉感に惹かれつつ、やはり、フランシスコ・デ・スルバランの作品に
見入ってしまう自分自身に気付きます。好みの画家を発見できるのは嬉しいもの。
しかし、クロード・ロランユベール・ロベール(1733~1808)と取り違えそうに
なったぼくの眼は、まだまだ節穴。より精進を重ねていかなければなりませぬ。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術建築

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
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(自称)。
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