淀屋橋の百葉箱

という話は以前にもしましたね。かつての大阪市営
地下鉄(=現「Osaka Metro」)駅ホームに設けられた
百葉箱の中でも、昭和9年(1934)に設置された
淀屋橋のものが嚆矢とされています。換気や冷房など、
駅構内の環境を効率的に管理するには、温湿度等の
正確な計測が必要となり、そのためには列車の起こす
強い風を遮る百葉箱が不可欠だった訳です。
驚くべきことは、約80年もの間、地下鉄駅の環境を
計測し続けた結果が、大阪市公文書館に保管されて
いることで、全国的にも類例が無いとのこと。
梅田駅、淀屋橋駅で見かけるたびに、ほっとさせられる
存在ですから、現役を退いているとはいえ、何とか再利用してくれないものかしら。
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