やじきた亭 special

今年最後の落語会になってしまうのかなあ。
上方落語協会の噺家ユニット“遠足部”による
「やじきた亭 special in 繁昌亭」でしたが、
18時半開演で、指定席も整理番号も無くて、
恐る恐る、18時頃に会場へ足を向けたのですが
……余裕で席を選べましたねえ。左右端の席が
封鎖(?)されたくらいです。「やじきた亭」としては
通算10回を記念し、繁昌亭を押さえたようでして、
100人を割ったら……との決意を秘めていたらしく、
遠足部はあえなく解散。中入り後のトーク・ショーも
酷いということはないけれど、何かしら、全体に
締まらない印象でした。“遠足部”って、何よ? 落語会自体の趣旨がぼんやりと
しているようで、本来、引っ張っていくべきであろう桂米紫が仕切れていない観が
強かったです。米紫は「都んぼ」時代から聴いてきていますが、あくが強い喋りに
対して、意外と押しが弱いのか、迷いが伝わってくる場を見ると、つい、批評家
気分が頭をもたげてしまうなあ……今回はトリで「まめだ」を演じており、方向性も
模索しているのか? 桂慶治朗は基本がしっかりしていて、ちょっと得した気分に。
他、林家染八は小染の実子であること、お見送りの際、露の瑞の小柄さに驚き。
(演目は以下のとおり)
☆
露の瑞「犬の目」
林家染八「太鼓腹」
桂弥太郎「くっしゃみ講釈」
遠足トーク「遠足部写生大会 レッツ!スケッチ!染八ッチ!」
中入り
桂慶治朗「七段目」
桂米紫「まめだ」
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