Escher The Miracle
12月21日(金)、「あべのハルカス美術館」へ
行きました。年末の混雑を恐れていたのですが、
団体客との鉢合わせを避けられ、「ミラクル
エッシャー展」をのんびりと観て回れましたよ。
Maurits Cornelis Escher(1898~1972)
に対しては、美術史的な意味での版画家として
捉えるより、技術的に建築家・デザイナーという
観点から受け入れる方が容易だろう、と感じて
しまいます。“不可能な建築”という矛盾を
可視化するという行為が、そもそも美的ですし。
(建築は美術の一領域であり、数学・科学は美術を否定しません)
生誕120年を記念して、世界最大級のエッシャー・コレクションを有する
「イスラエル博物館」から、木版、リトグラフ、メゾティントなど、約150点の作品が
日本初公開されていました。幅およそ4mに及ぶ「メタモルフォーゼⅡ」を筆頭に、
「婚姻の絆」、「描く手」、「ベルヴェデーレ(物見の塔)」といった有名作品は
もちろんのこと、イタリアやスペインの風景(版)画が味わい深かったほか、
オランダ人らしく、ヒエロニムス・ボスを引用した「地獄」も目を惹きました。
個人的には、“ゆるキャラ”ではないか!と笑かされた「扁形動物」や
「でんぐりでんぐり(Curl-up)」が一等気に入ってしまいましたけれど。

行きました。年末の混雑を恐れていたのですが、
団体客との鉢合わせを避けられ、「ミラクル
エッシャー展」をのんびりと観て回れましたよ。
Maurits Cornelis Escher(1898~1972)
に対しては、美術史的な意味での版画家として
捉えるより、技術的に建築家・デザイナーという
観点から受け入れる方が容易だろう、と感じて
しまいます。“不可能な建築”という矛盾を
可視化するという行為が、そもそも美的ですし。
(建築は美術の一領域であり、数学・科学は美術を否定しません)
生誕120年を記念して、世界最大級のエッシャー・コレクションを有する
「イスラエル博物館」から、木版、リトグラフ、メゾティントなど、約150点の作品が
日本初公開されていました。幅およそ4mに及ぶ「メタモルフォーゼⅡ」を筆頭に、
「婚姻の絆」、「描く手」、「ベルヴェデーレ(物見の塔)」といった有名作品は
もちろんのこと、イタリアやスペインの風景(版)画が味わい深かったほか、
オランダ人らしく、ヒエロニムス・ボスを引用した「地獄」も目を惹きました。
個人的には、“ゆるキャラ”ではないか!と笑かされた「扁形動物」や
「でんぐりでんぐり(Curl-up)」が一等気に入ってしまいましたけれど。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術