豊崎ゑびす

9~11日の3日間。1月11日(金)が“残り福”
でした。「今宮戎神社」や「西宮神社」でなく、
「堀川戎神社」でもよいけれど……と思って
いたところ、何故か、「豊崎神社」(大阪市
北区豊崎6丁目6-4)を覗いていました。素の
地元民だけが参詣に来るアット・ホームな
空気感。福笹が売られるのは当然ながら、
他の出店のラインアップが、箱入りカステラ、
鰹のたたき、ミカン、焼きそば……という謎。豊崎神社の境内には、「恵美須神社」
以外に、「鹿島神社」や「東照宮社」なども勧請されています。地名から、一時期は
飛鳥時代の「難波長柄豊碕宮」と目されていたこともありますが、現在では否定。
ただ、非常に面白いのは、豊崎神社の主神として、長柄豊碕(崎)宮に遷都した
孝徳天皇(596~654)を祀っていることで、随分とレアな事例です。同社の隅には、
同天皇の“沓(くつ)脱ぎ石”なる物も在りますよ。彼は“難波朝”樹立の立役者で
あるばかりでなく、乙巳の変(≒大化の改新)のキー・パーソンとしても要注目。
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