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祐三と良平

1月15日(火)、大阪市浪速区湊町の「ホテルモントレ 
グラスミア大阪」の22階に入っている「山王美術館」にお出掛け。
「秋・冬季コレクション展 2018」が開催中となりまして、
佐伯祐三・小磯良平展」――両者ともに馴染み深い画家です。
佐伯祐三(1898~1928)は大阪市出身、小磯良平(1903~1988)は
神戸市出身で、前者が没後90年、後者が没後30年。
反アカデミック(それ自体、アカデミックなものへの囚われとはいえ)な祐三と、
アカデミックな存在を体現した良平を並べて観るのも面白いです。
佐伯祐三は先日、大阪市北区中津の生地「光徳寺」を訪ね損ねてしまったなあ。
彼の描くパリ、その他の街の風景に、人の匂いが感じられない点は
ぼく好みであったりします。対して、小磯良平は人物画のデッサンで
伸びやかな安心感を与えてくれます。“学校の先生の絵”という印象が強くて、
食い足りなさを感じる時期もありますが、常に荒ぶっているのも、しんどいですし。
祐三の「オプセルヴァトワール附近」「新橋風景」、良平の「西洋人形」などの
ポスト・カードを手土産にして、ホテルのエレベーターを降りるのでした。
       ☆
今回展示されていた訳ではないですが、「大阪中之島美術館」コレクションの
佐伯祐三「郵便配達夫」のことを考えていると、いつの間にか、
ゴッホの「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」の方に
連想がすり替わってしまうのですねえ。どうしたものかしら? 
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
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