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SEX MACHINE

肉喰いの食欲を満たしてくれるだけでなく、2019_01_15_SEX_MACHINE_01
心身を震わせてくれる音楽が流れている空間
……非の打ち所が無いではありませんか! 
そんな素敵なお店へ学生時代に通い、さらに
現役で営業していることも近年、知りまして、
また、行きたいなあ、とは考えていたのでした。
大阪・ミナミの、その名も「SEX MACHINE」は
昭和63年(1988)の創業。店名はもちろん、
James Brown の曲名から。ファンク好きには
常識ですけど、一般人はお店の名前だけで、
ぎょっとしてしまうのかなあ? その辺りはよくわかりません。
道頓堀沿いの猥雑な地域に在りますしねえ。わははは。
立地は昔と変わらないように思いますが、以前は2階でなかったかしら。
2019_01_15_SEX_MACHINE_02 エレベーターで出入りしたような、うっすらとした記憶。
 テーブル席の足元に玉砂利が敷かれていて、
 JBのファンク・メドレーで、足がむずむずと動いて、
 じゃりじゃりと楽しかった思い出……Get on up!
 現在の店舗は1階。窓際の席に座ると、道頓堀や
 「新戎橋」が目に入ります。かつては、真っ黒な
 “ソウル・バー”で焼き肉を味わうというイメージでした
 が、現在は小綺麗なキッチン。JBのマスコット人形、
 レコード盤やジャケット類も、幾分、控えめに映ります。
 BGMも、JB曲は当然挟まれるんですけど、全体的に
 1980年代的なブラコン風でもあり、ごりごりのファンク、
 オン・パレードではなくなっていました。マスターが
お年を召されたのか、時代に迎合してのマイルド仕様なのか……。
(梅田の某ファンク・バーも、往年の毒気を失っていたことを思い出します)
ところが、驚くべきことに、音楽への愛が肉料理の方へ内攻していたようで、
単に豪快なだけの焼き肉の域を超え、独創的な焼き肉レシピの数々に驚嘆。
肉質が優れているとか、たれの旨さで喰わせるとかいったレベルでなく、
個々の部位で味付け、ソースを変えてくる小技が効いているのでした。
特選マシーン・セットは、ガーリック・バターで頂くミスジに唸り、
ダイナマイト・ロースでにんまり。口直しのじゃこねぎサラダも良い感じ。
それに、気まぐれホルモン4色盛りや、ゲタ・カルビなどを合わせていけば、極楽。
灼熱の魂はぐっと抑えて、じっくりと、良い肉を一層美味しく食べさせる一手間。
若かりし日のぼくならば、JBメドレーのボリュームを上げるようにリクエストした
だろうなあ……しませんけれど。夜はまだ来ないから。Stay on the scene!
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テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : 呑む黒い音

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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