第415回 鑑賞会
2月1日(金)、「国立文楽劇場」へ行き、「公演記録鑑賞会」に参加。
平成30年度下半期で、第415回を数えます。先着159人の列に並ぶのも
随分と慣れてきました。3階の小ホールにて14時開演ですが、
1階のエレベーター前に13時頃から並べば、まずは大丈夫ですね。
今回の記録映像は、平成3年1月の「伽羅(めいぼく)先代萩」。政岡
約30年前の新春で、今年の初春公演と同じ演目なので、興味津々。
ただし、“みどり(見どり)”として、御殿の段、忠義の段は
共通していますけれど、床下の段が付け加わっていました。
やはり、現在、馴染みのある人形遣いの顔を探してしまうもので、
沖の井が豊松清十郎(当時・吉田清之助)、千松が吉田玉助(当時・幸助)。
今回は竹の間の段が無く、同じ筋書きだろうと高を括っていたところ、
典薬・大場道益の妻・小巻の出番がカットされていたようで、びっくり。
さらに、政岡忠義の段で終わるのでなく、床下の段で、大鼠が出てきて
まさに“To be continued...”という終幕に啞然。なかなかにスリリング。
貝田勘解由(かげゆ)と対峙する松ヶ枝節之助を遣うのは吉田玉男(当時・玉女)。
平成30年度下半期で、第415回を数えます。先着159人の列に並ぶのも
随分と慣れてきました。3階の小ホールにて14時開演ですが、
1階のエレベーター前に13時頃から並べば、まずは大丈夫ですね。
今回の記録映像は、平成3年1月の「伽羅(めいぼく)先代萩」。政岡
約30年前の新春で、今年の初春公演と同じ演目なので、興味津々。
ただし、“みどり(見どり)”として、御殿の段、忠義の段は
共通していますけれど、床下の段が付け加わっていました。
やはり、現在、馴染みのある人形遣いの顔を探してしまうもので、
沖の井が豊松清十郎(当時・吉田清之助)、千松が吉田玉助(当時・幸助)。
今回は竹の間の段が無く、同じ筋書きだろうと高を括っていたところ、
典薬・大場道益の妻・小巻の出番がカットされていたようで、びっくり。
さらに、政岡忠義の段で終わるのでなく、床下の段で、大鼠が出てきて
まさに“To be continued...”という終幕に啞然。なかなかにスリリング。
貝田勘解由(かげゆ)と対峙する松ヶ枝節之助を遣うのは吉田玉男(当時・玉女)。
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tag : 文楽
★ 2019年1月に読んだ本 ★
『角川 短歌 12月号 2018』(角川文化振興財団)
高野秀行『謎のアジア納豆』(新潮社)……UMA好きは『幻獣ムベンベを追え』を
愛読していた訳ですが、まさか、納豆の世界で再会するとはねえ。こんにゃく本で
言えば、武内孝夫『こんにゃくの中の日本史』くらいの衝撃レベルの納豆本。
内容の濃いネタが多数あるので、折を見て、ぼちぼちと紹介していくつもり。
野坂昭如『エロ事師たち』(新潮文庫)……2月の「二人の読書会」のテクスト。
前倒しで読んでいますねえ。澁澤龍彦の解説が穿っていて、良いなあ。
『第153回=文楽公演 平成31年1月 国立文楽劇場』
(独立行政法人日本芸術文化振興会)
『文楽床本集 国立文楽劇場 平成31年1月』(独立行政法人日本芸術文化振興会)
野坂昭如『とむらい師たち』(河出文庫)……表題作では、小説の素材が横溢。ただ、
湧き上がるアイデアを統御できず、作者自身が語っているように見えるのが残念。
関本大介『劣等感』(ワニブックス)……「大日本プロレス」のストロング部門を担う
代表レスラー。明徳義塾高校時代、朝青龍と腕相撲で張り合ったエピソードも。
桂ざこば『ざこBar』(朝日新聞出版)
小松左京『タイムトラベル大阪』(ケイブンシャ文庫)
吉村智博『続かくれスポット大阪』(解放出版社)
豊竹咲大夫『女殺油地獄考』(講談社)……“豊島屋油店の段”のDVD付き。
2010年10月18日、「豊竹咲大夫の会」の素浄瑠璃で、三味線は鶴澤燕三。
高野秀行『謎のアジア納豆』(新潮社)……UMA好きは『幻獣ムベンベを追え』を
愛読していた訳ですが、まさか、納豆の世界で再会するとはねえ。こんにゃく本で
言えば、武内孝夫『こんにゃくの中の日本史』くらいの衝撃レベルの納豆本。
内容の濃いネタが多数あるので、折を見て、ぼちぼちと紹介していくつもり。
野坂昭如『エロ事師たち』(新潮文庫)……2月の「二人の読書会」のテクスト。
前倒しで読んでいますねえ。澁澤龍彦の解説が穿っていて、良いなあ。
『第153回=文楽公演 平成31年1月 国立文楽劇場』
(独立行政法人日本芸術文化振興会)
『文楽床本集 国立文楽劇場 平成31年1月』(独立行政法人日本芸術文化振興会)
野坂昭如『とむらい師たち』(河出文庫)……表題作では、小説の素材が横溢。ただ、
湧き上がるアイデアを統御できず、作者自身が語っているように見えるのが残念。
関本大介『劣等感』(ワニブックス)……「大日本プロレス」のストロング部門を担う
代表レスラー。明徳義塾高校時代、朝青龍と腕相撲で張り合ったエピソードも。
桂ざこば『ざこBar』(朝日新聞出版)
小松左京『タイムトラベル大阪』(ケイブンシャ文庫)
吉村智博『続かくれスポット大阪』(解放出版社)
豊竹咲大夫『女殺油地獄考』(講談社)……“豊島屋油店の段”のDVD付き。
2010年10月18日、「豊竹咲大夫の会」の素浄瑠璃で、三味線は鶴澤燕三。