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動物文楽

2019_04_23_国立文楽劇場 4月23日(火)、「国立文楽劇場」にて「四月
 文楽公演」第2部を鑑賞してきました。16時
 開演。やはり、第1部の“忠臣蔵”に比べると
 客席が若干寂しく見えるのは仕方がないかも
 しれませんが、なかなか面白い演目でしたよ。
 まずは、「祇園祭礼信仰記」金閣寺の段/
 爪先鼠の段――人質を取って金閣寺に立て
 籠もる松永大膳の下、密命を受けた此下東吉
 (豊臣秀吉)が訪れて……というエピソード。
雪舟の孫娘=雪姫が桜の木に縛られる絵面が良いですね。名剣・倶利加羅丸
滝に映し出す雲龍は映像で処理するものと思っていたところ、人形(?)での表現を
貫いていたのには天晴れと感じました。雪舟の故事に倣って、雪姫が桜の花びらで
描いて実体化した白鼠たちが可愛かったです。金閣寺の三層の高楼を東吉が登って
いく演出も気に入りました。気分はブルース・リー『死亡遊戯』(1978)かな。
25分の休憩後、「近頃河原の達引(たてひき)」四条河原の段/堀川猿廻しの段。
井筒屋伝兵衛が横淵官左衛門を斬り殺してしまう場面が陰惨なのに対して、後半、
2匹の猿のコミカルな芸に脱力してします。官左衛門は吉田玉勢が遣っていました。
振り返ってみると、桜も季節を踏まえ、動物三昧で楽しませようという心意気が○。
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
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