(よしもと)落語
7月19日(金)、「なんばグランド花月」に出発。
14時半からの本公演を楽しみました。笑わせて
もらいましたが、2回目は(当分)要らないかな。
TVで観たことのある芸人さんを生の舞台で
見られることに絶対的な価値を見出せる人ならば
ともかく。老若男女、地方~海外からのお客様に
合わせて、鉄板のネタを披露する芸人魂にも
脱帽はしますが、いつか見たネタ・聞いたネタに
反射的に頬を緩める自分自身に幻滅してしまう
のがつらい……ぼくが演芸に求めているものは、
文学同様に、少しオフ・ビートな感覚。メジャー化し、
上場企業としての「吉本興業」が提供する笑いは、
近頃の“開かれた新世界”のようで、鼻白みます。
☆
漫才・落語等はトータルテンボス、ショウショウ、坂田スペシャル
(坂田利夫のコント)、西川きよし、海原やすよ・ともこ、トミーズ、
桂文珍。休憩を挟んで、川畑泰史・座長の吉本新喜劇「幽霊の子!?」。
吉本芸人の駒の1つとしての落語家……落語の方が却って色物に
見えてきてしまうんですよねえ。人気も実力も兼ね備えた噺家としての
心中はどうなのだろうか?と、いろいろと慮りながら聴く文珍の落語は、
面白くも切ないものでした。非常にクールな距離感がじわじわと来ます。
現代の芸能における落語の立ち位置を弁え、ぐっと堪えて、投げ出さず、
爪跡だけを残すといった風情で、本編は独演会でということでしょうか。

14時半からの本公演を楽しみました。笑わせて
もらいましたが、2回目は(当分)要らないかな。
TVで観たことのある芸人さんを生の舞台で
見られることに絶対的な価値を見出せる人ならば
ともかく。老若男女、地方~海外からのお客様に
合わせて、鉄板のネタを披露する芸人魂にも
脱帽はしますが、いつか見たネタ・聞いたネタに
反射的に頬を緩める自分自身に幻滅してしまう
のがつらい……ぼくが演芸に求めているものは、
文学同様に、少しオフ・ビートな感覚。メジャー化し、
近頃の“開かれた新世界”のようで、鼻白みます。
☆
漫才・落語等はトータルテンボス、ショウショウ、坂田スペシャル
(坂田利夫のコント)、西川きよし、海原やすよ・ともこ、トミーズ、
桂文珍。休憩を挟んで、川畑泰史・座長の吉本新喜劇「幽霊の子!?」。
吉本芸人の駒の1つとしての落語家……落語の方が却って色物に
見えてきてしまうんですよねえ。人気も実力も兼ね備えた噺家としての
心中はどうなのだろうか?と、いろいろと慮りながら聴く文珍の落語は、
面白くも切ないものでした。非常にクールな距離感がじわじわと来ます。
現代の芸能における落語の立ち位置を弁え、ぐっと堪えて、投げ出さず、
爪跡だけを残すといった風情で、本編は独演会でということでしょうか。
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